ファーゴ [DVD]

2012年11月4日 映画
なんだろう、いい。

すべてのエピソードが無関係に存在しながら、対比され、鮮明さを増す。

コーエン兄弟だから露悪趣味もある。
しかし、映画的に破滅的な人生をストーリーの芯に置きながら、まとわりつくいくつもの人生を描くことで、輻輳的な厚みが加わってゆく。

人生を真面目にごまかし続ける男の「偽装誘拐計画」を発端に、
短絡的に人生を片付ける犯人達が計画をあらぬ方向へ転がし、
自閉気味の画家の夫を持つ、妊娠中の女署長が地道に追い詰める。

典型的な人物は皆無だ。

物語は常に、ふざけた視線を保ちながらも、実直な展開をし続ける。

悪趣味といえるユーモアは、コーエン兄弟ならではなので、他人に薦めるのは憚られる。
特に驚くストーリーは展開しない。
奇妙にねじれてゆく人生の一瞬一瞬に心が動かされてゆく。

気にいった。



バウンド [DVD]

2012年10月28日 映画
マトリックスのウォ、ウォショ、ウォシャエス、ウォシャウスキ、、、なんとか兄弟の古い映画。

ここで、なんとか兄弟って誤魔化してるからコーエン兄弟とごっちゃになるんだよな。

マトリックスしか撮ってないのがウォシャウスキー兄弟、血まみれのサスペンスがコーエン兄弟。やっと覚えた。
兄弟監督が二組も活躍してるなんて、ずるい!


しかし、この「バウンド」、これが良かったからマトリックスに金がかけられた、って事だけど、中身はコーエン兄弟みたいな話。
おー、さすがコーエン兄弟ー。と思ってしまった。

カット割りが凝りまくりとか、初期の監督作品にありがちな演出はあれだけど、ラストに向かってどんどん緊張が高まるストーリーテリングは圧巻。
こんなに引き込まれたのは、ヒチコック以来かも。

あと一巻でアギトも終わる。

クウガで、ライダーと警官の協力という設定が始まり
アギトで、警官もロボットスーツでライダーとなるという発展を見た。
そこに、石ノ森章太郎が当初ライダーの設定で、醜く改造された人間の苦しみというテーマを盛り込み、ギルス、アナザーアギトが登場した。

これが、龍騎の「ライダー同士の闘い」という設定に繋がるのだろう。


正直、ライダーシリーズの勉強は、もういいかな、と思う。

やっぱ、初期三作品とブラック、クウガを見れば、それでokだろう。

と言いながら、オタク男子に超人気の555は見ておくかな。とは思う。

欲望 [DVD]

2012年10月7日 映画
「世界の車窓から」のBGMが特徴的な女声を流す。
「誰だ?」と眼鏡をかけ直してテロップをチェック。
ジェーンバーキン

女優だと思ってた。
歌も歌うのか。

バーキンといえば、エルメスのバーキンだ。
女優さんの使う、金持ちバッグだとしか理解してなかった。
バーキンさんは、キラキラしたおハイソの大女優というイメージしかなかった。

しかし、声は、そうじゃない。

突然「ジェーン・バーキン」に興味が湧いて検索。
顔写真。あれ、イメージと違う、いしだあゆみに似てる。ってか、いしだあゆみがバーキン風に売られていたんだろうな。

現在、65歳。ひと世代近く違うから、ちょうど知らないんだ。
もっと上かと思ってた。
60年代のアイコン。
セクシー、天衣無縫、フリーセックス。

エルメスのバーキンも、ジェーンバーキンが籐駕籠になんでも突っ込んでるのを見て、エルメスさんが作ってみたってだけのいわれだった。
あのバッグはジェーンバーキンっぽくない。
籐駕籠が似合っている。

TSUTAYAにはこの映画しか無かった。
チョイ役で素っ裸ではしゃぎ回るだけの役。

ジェーンバーキン目当てで観たが、アートを全面に据えた映画ってのも、すごいなぁ。
売れなければ撮れない現代では不可能な作品だね。
これが賞をとるんだからなぁ。

原題は「BlowUp」引き伸ばし。カメラマンが撮影した写真を引き延ばすと事件が写っていた。ってストーリー。映画というアートとは何かというテーマだけど、ストーリーも楽しめる。

ジェーンバーキンを追いかけることは、レンタルでは不可ということが解った。
美しい諍い女なんて大御所になった後のならあるんだけどな。

この顔、趣味だ。

モテキ Blu-ray

2012年9月30日 映画
流行ってるから見とけ、で観たが、良かった。

今、現在、なう、が詰まってる。

とんがってる人と自分はアナログに地続きで繋がってるんだし、やるかやらないかの違いしかないし、やった分だけ伸びるって、明るい未来が、真っ暗な人生に示されてるのがいい。

エンドロールは大好きな「今夜はブギーバック」だった。

俺のために作ってくれてるんじゃないか?と思わせるのは、監督の腕だろうね。

何度も停めて見たよ、エンドロール。


んー、
原作でいいんじゃないの?

ま、アメリカって国は字幕を読むなんてめんどくさい事するぐらいなら、観ない。って国なので、アメリカ的な人物がアメリカ的な風景で、アメリカ英語でしゃべるって事が本当に重要なんだな。と思った。

グロは抑え気味で、正当っぽい暴力は強め。
勧善懲悪的なバイアスが勝っています。

見比べることで解る文化の違いってあるんだなぁ。


カス。

スカスカのカス。


浅野君、出る映画選ぼうよ。
9/2に観た。

リドリー・スコットローラー作戦中です。

最後のとこだけ前になんかで見た。

暴力映像は、やっぱ、血がたぎる。

論理的な感動はあまりない。

「アメリカはなんとしても全員を救う」という宣伝映画だ。
としか思えなかった。

救うために敵を殺しまくる。

西部劇だね。


アカデミー賞って…。
8/26に観た。

もっとアートっぽい作品かと思ってたら、普通の手垢にまみれた映画だった。

歌は良かった。
8/14に観た。

忘れた。

ロバート・ロドリゲスは金かけてもかけなくても同じ。

探偵はBARにいる

2012年8月18日 映画
大泉洋が男前に見えてくるから不思議だ。

松田龍平もいい。

ストーリーも普通にひねりがきいている。
ちゃんとハードボイルドだ。

一番ハードボイルドなのは小雪だが。

西田敏行が最近良い役しかしてないのがちょっと気になる。
イメージ固まり過ぎじゃないのか?
うううう、悔しい。
こんなにいい映画だったとは。

アバターのシステムを使って、
ジェイムズ・キャメロンが、
趣味のダイビング映画を
3Dで撮ったんだけど、
自分では監督してなくて
誰か知らない人に撮らせた。
ってことで、映画館では観なかったんだよ。

きっと、青い空と碧い海が、3Dで拡がるすてきな映画なんだろうね。
って理解だった。

中身は、生きることの真実が冷徹に描かれた、過酷な内容。
過酷なだけに、科学的な冷徹さに貫かれている。
そして、厳格な父と頼りない息子の信頼回復の話。

受けないだろうな。
売れないだろうな。

3Dで再上映なんて、ないだろうなぁ。

ああ、悔しい!

アギト、はじめました。


クウガのその後って話かぁ~。

それなりに、リキ入ってるなぁ

でもま、半年で企画した感じは否めない。



要潤ってライダーじゃなかったんだ。知らなかった。

だらだらとシリーズ物をみるのは、映画界にとって良くないことだと思うんだけど、だらだらと借りてしまう。

ブルジュ・ハリファが好きだった時期がある。ってことも一因だが。


ま、それなりに良くできた映画。
これまでよりシンプルなストーリー。

アクションが少なくて、笑いが多い。

トム・クルーズもトシだな。


スリーデイズ

2012年7月21日 映画
「ロビン・フッド」の後、「グラディエイター」を観て以来、ラッセル・クロウに、ちょっとやられちゃってる。

やられちゃってるから、観たが、ま、たいしたことはない。

ストーリーはオモシロイ。
妻の無実を信じ、脱獄計画を立てる夫。
こんな設定はみたことがない。

調べてみると、フランス映画のハリウッドリメイク。

監督は、ミリオンダラー・ベイビーや最近の007を撮ってるポール・ハギスなる人物。あ、撮ってるんじゃなくて脚本だ。

監督は2本目か・・・。うーん。

とにかく、リメイクだからノリが悪いって事かな。


この映画の基になったフランス映画「すべて彼女のために」と
ポール・ハギスなる監督の初監督作品「クラッシュ」。
この2本を見る必要がありそうだ。

この映画は、そのための、目次みたいなもの。みなくてよい。

ブリッツ [DVD]

2012年7月19日 映画
ジェイソン・ステイサムって好きなんだろうか?
なんか、全部見てしまう。
好きなんだろうな。

中身なんて、忘れた。

そろそろ、アクションもしんどそうですね。


911で父を亡くした、とても賢くて引っ込み思案な子供の映画。

こんな作品が作れるほどに、また、こんな作品を映画館で見れるほどに、
アメリカとニューヨークは恢復してきたんだ。

よかったね。



とても、温かい気持ちになる、映画です。
父ものだしね。


でも、日本人だから、
いまいち、実感は、わかない。

311のこんな映画は、いつ作られるんだろう。


ラバー [DVD]

2012年6月23日 映画
タイヤが意思を持ち人を襲う。

実験精神旺盛な映画ってなくなったよね。

ま、それだけ。かな。

ヒトネタでよく破綻なく1時間半も持たせたよ。

パラサイト [DVD]

2012年6月16日 映画
宇宙人が寄生して、先生や友人たちの身体を乗っ取ってゆく。
という学園もの。
指輪物語のイライジャ・ウッドは出ているけれど、脚本が退屈。
絵作りはいいなぁ。こんなとこから、有名な監督が生まれたりするんだよな。
と、みおわってしらべたら、ロバート・ロドリゲス。
うはー、しらなんだー。

これで、ロバート・ロドリゲスの映画って全部見たんでないかい?
ようやく全巻見終えました。
素晴らしい。

最後の二回は設定がデカ過ぎて、予算を考えると、ああしかならなかったんだろう。巨費を投じて最終戦争の全貌を映像化してもらいたいものだ。

これだけのメルクマールをぶち建てたおかげで、平成ライダーシリーズは現在まで続いているわけですね。
平成ライダーシリーズは、この作品の部分を取り上げて作っている気がします。

ラストの戦い。
スーツアクトでオブラートにくるんでいるけど「所詮暴力を楽しんでるだけですよ」というメッセージと理解しました。
肯定しているのか否定しているのかはわかりませんが。
二人の殴り合いが仮面ライダーブラックを思い出させます。

それを見ながら、主人公の名前が「五代」だったことに気づきました。
これは、五代目のライダーです。という宣言でしょうか?
だとすると、1号2号V3、そして、ブラックに続く五代目であり、間の変なライダー達は認めん!という意味だと感じましたが、いかが?



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