叱る

2016年3月1日 日常
我が家の猫のしつけは厳しい。

自分の餌は自分の茶碗から食べる。
ルールはこれだけ。
死んだじいさん猫が下部尿路を患って食餌療法をさせるためにはじめた事だから、もう、こんなルールは取っ払ってもいいんだが、それで躾られたお兄ちゃん猫が混乱するだろうし、今度きた茶トラも、いつ病気になるともしれない。ルールは継続することとした。

来たばかりの猫も、ケージ暮らしから徐々に家の中を探検し、ようやく落ち着いて暮らせるようになってきたとき、それは起こった。

茶トラがお兄ちゃんのご飯を食べた。
「コラッ」と大声をあげる。ぴゅーと逃げる。

二回目、また食べた。今度は追いかけて捕まえてお茶碗を見せながらパシッと叩く。
これでもう、お兄ちゃんのご飯茶碗が怖い。欲しいと思っても、遠くから見て、怖いと思い去る。見る。去る。

三回目、私とたくさん遊んで、もう許されたと思ったのか、大胆に食べる。

「コラッ」と叫んで、ズンズン追いかける。
敵は3階まで駆け上がる。
ズンズンと追いかける。
隠れるところは、すでに3匹の猫が探し尽くしているので、こっちも手慣れたものだ。
走って追いかけない、ズンズンと追いかける。
どうせ逃げ場などない。
ズンズンと追い詰める。
足元をピューッとすり抜け階下へ逃げる。
「居間ならコタツだな」そう見当を付けズンズンと追い詰める。
こたつ布団をパーッとめくると…、

お兄ちゃん猫と茶トラの二匹がそこに寄り添っていた。
茶トラをかばってお兄ちゃん猫が、私にシャーっと言ってきた。

か、かわいい。けなげだ。

もうメロメロだぁ。

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