新しい猫がきた。
じいさんが死んで一人寂しいとキジネコが訴えたのだ。
この半年で猫は人とばかり話し、すっかり一人っ子、愛情を独占していた。
それでも、友達が欲しいとことあるごとに言ってくる。
「よし、友達を探してあげるな」と約束してひと月、毎日「まだ?」とか「うそつき」とか言われ続けてようやくである。
茶トラの子は猫カフェで自分から膝の上に上がってきた。
お目当ては他の子だったがトライアルが決まっていて、しかたなく黒猫と遊んでいたときだった。
黒猫はメスで、これまでみたどの猫よりダントツに素早く元気だった。
おもちゃに対する反応もよく、こちらも楽しい。
「この子が良いけど、黒猫は年寄りがどう思うかなぁ」などと考えているときに、スッと膝の上に乗ってきたのが茶トラだった。
ふっとあいた空白にスッと入ってきた。
明るい柔らかい茶トラの毛。ピンクの肉球、やせて貧弱な身体。控え目すぎる性格。弱い子だ。
しかしなぜか、話が進み、今、ここにいる。
お兄ちゃんは、「まだー、まだー」といってたくせに、もうすっかり人間の子だったので、ネコ属におっかなびっくりである。
はてさて、うまくいくやら、いかぬやら。
行くように回していかなきゃなんない。
じいさんが死んで一人寂しいとキジネコが訴えたのだ。
この半年で猫は人とばかり話し、すっかり一人っ子、愛情を独占していた。
それでも、友達が欲しいとことあるごとに言ってくる。
「よし、友達を探してあげるな」と約束してひと月、毎日「まだ?」とか「うそつき」とか言われ続けてようやくである。
茶トラの子は猫カフェで自分から膝の上に上がってきた。
お目当ては他の子だったがトライアルが決まっていて、しかたなく黒猫と遊んでいたときだった。
黒猫はメスで、これまでみたどの猫よりダントツに素早く元気だった。
おもちゃに対する反応もよく、こちらも楽しい。
「この子が良いけど、黒猫は年寄りがどう思うかなぁ」などと考えているときに、スッと膝の上に乗ってきたのが茶トラだった。
ふっとあいた空白にスッと入ってきた。
明るい柔らかい茶トラの毛。ピンクの肉球、やせて貧弱な身体。控え目すぎる性格。弱い子だ。
しかしなぜか、話が進み、今、ここにいる。
お兄ちゃんは、「まだー、まだー」といってたくせに、もうすっかり人間の子だったので、ネコ属におっかなびっくりである。
はてさて、うまくいくやら、いかぬやら。
行くように回していかなきゃなんない。
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