猫がきた

2016年2月9日 日常
新しい猫がきた。

じいさんが死んで一人寂しいとキジネコが訴えたのだ。

この半年で猫は人とばかり話し、すっかり一人っ子、愛情を独占していた。
それでも、友達が欲しいとことあるごとに言ってくる。
「よし、友達を探してあげるな」と約束してひと月、毎日「まだ?」とか「うそつき」とか言われ続けてようやくである。

茶トラの子は猫カフェで自分から膝の上に上がってきた。

お目当ては他の子だったがトライアルが決まっていて、しかたなく黒猫と遊んでいたときだった。
黒猫はメスで、これまでみたどの猫よりダントツに素早く元気だった。
おもちゃに対する反応もよく、こちらも楽しい。
「この子が良いけど、黒猫は年寄りがどう思うかなぁ」などと考えているときに、スッと膝の上に乗ってきたのが茶トラだった。

ふっとあいた空白にスッと入ってきた。

明るい柔らかい茶トラの毛。ピンクの肉球、やせて貧弱な身体。控え目すぎる性格。弱い子だ。

しかしなぜか、話が進み、今、ここにいる。

お兄ちゃんは、「まだー、まだー」といってたくせに、もうすっかり人間の子だったので、ネコ属におっかなびっくりである。

はてさて、うまくいくやら、いかぬやら。

行くように回していかなきゃなんない。

コメント

最新の日記 一覧

<<  2025年4月  >>
303112345
6789101112
13141516171819
20212223242526
27282930123

お気に入り日記の更新

日記内を検索