割ると割られる

2015年9月4日 日常
メモ付き電卓アプリが便利だという話をしていた。

380g398円の珈琲と
450g498円の珈琲はどっちが安い?
というようなときに、
メモがあると、さっきの計算を見れるから便利だという話。

なぜか
二つ目の計算をしているうちに一つ目の計算結果を忘れてしまうからだ。

答えと次の2つ、
合計3つの数字が覚えられないのか。

覚えらないのである。

なぜかというと、単価を出すときに、どっちをどっちで割ればいいのか、
やってみないとわからない。という問題。

「価格を知りたい時は、円を先に入力する」
こんなものは、覚えてしまえばいいんだろうけど、覚えないのが文系頭である。
関係性しか覚えない。


何でこんな事になるんだろうと
つらつらと無駄な頭を使ってみる。

そもそも、割り算は、日本語に向いてないんじゃないか?

「1割る2」なんだ、この日本語は、そんな文章言わないぞ。
「木割る石」石で木を割ってるのか木で石を割ってるのか全然わからない。

「1を2で割る」関係性はわかるけど、へんな日本語。
「1をふたつにわける」これで、日本語としてはOK。

これが英文なら、1 divided by 2. ですんなり1/2だ。

あくまでも1が主語。
「単価」という「円」を知りたければ、「円」を主語に据える。

1 divided by 2.
1が2に割られる。

ほら、翻訳の時点で、日本語じゃなくなる。
「受動態」ed by こんなものは、日本語にない。
(ほんとはある、けどつかわない)

こんなところから、「割る数」と「割られる数」なんて言葉が出てくる。
英語ならすんなり主語と目的語だろうけど、日本語じゃない。
なんだ「割られる数」。へんな日本語でよけいに混乱するぞ。
言いにくいし。(笑)

「こいつを主語にしたい」という意志が「受動態」を産んだのであり、
主語や受動態がなければ1/2なんて表記にしないと思う。

主語はできる限り省略したい日本語において、「受動態」はなじまない。

なじまないから、翻訳でミスをした。

「1割る2」これを字面のまま日本語で解釈すれば、「1が2を割る」と取る人が圧倒的ではないだろうか?
「おじいさん割る桃」である。

日本語で関係性を示す場合は、「助詞」が不可欠だ。
なぜ、「1割る2」に助詞がないのだろう。

せめて「1を割る2」にしておけば、理解できたんじゃないだろうか。
「冬の夜に 子ども二人に いっぱいの かけそば与え 1を割る2」
そんな感じだ。

ちょっと「を」を付けてみる。
そんな工夫ができなかったんだろうか?

明治あたりの数学者は、日本語が不自由だったんだろうな。
などと、遠い人を馬鹿にしてみる。

えらい人を馬鹿にしていると、
そのうち、バチが当たって、頭が割れるかもしれない。

「バチ割る頭」

ん…?「頭割るバチ」?

やっぱりわからん。











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