桜餅

2013年2月2日 日常
スーパーに桜餅が出てた。
うまそうじゃない。

近所に古くからある和菓子屋がある。
町内会で赤飯を買っている店だ。
小学校の紅白饅頭も納品している。

所在不明のその店を裏通りで発見して以来、ひいきにしたいな、とは思っているが、なかなか足を運ぶ事もない。

行ってみるか。

スーパーの帰りに遠回りし和菓子屋へ行ってみる。
「桜餅はありますか」
「桜餅は節分を過ぎてからになります」

ああ、そうなのか。
春が来ないと桜餅は食べられないのか。

他を出し抜いて儲けに走る事よりも、
きちんと節句を守る事で価値を高める。

ボジョレーヌーボーと同じ事を街の和菓子屋がしている。

世界が等質化してゆく時代、大切なのは「違い」を大切にし、価値を創出する事。ブランディング。
そういう事が市井の隅々に行き渡っているのが日本という国だったんですね。

大切な事を学びながら、今年最後のうぐいす餅を買って帰りました。


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