CASIO PCラベルユーティリティー BA-P20 履歴ファイルの引っ越し

パソコンを入れ替えてしばらくするとこんな問題がやってくる。

しょーもない小物なのだが、カシオのラベルプリンターというのが便利だ。
テプラみたいなもののパソコン版。
うちでは、領収書ケースの背ラベルをこれに統一している。
ずらっと並べたときに同じ書式で書いてあると探しやすい。

そのときに便利なのが、ラベルユーティリティーの履歴機能。
下矢印をクリックすると以前にプリントしたデータが一個ずつ引っ張り出せる。

面倒くさいのではない、全く同じ書式で書けるのが便利なのだ。
「領収書　第十期前半　2012(H24).3.1-8.31」などと書かれたラベルは、すべての頭がそろっているから見やすい。

さて、ここまで前段。

パソコンを入れ替えると、この履歴ファイルが失われた。
入力すれば済む事なのだが、他にも書式があるかもしれない。
前のパソコンは置いてあるので、この中から履歴ファイルが抜き取れないか？
これが今回のミッション。

まずネットで検索、「BA-P20 履歴 ファイル」などで検索しても引っかからない。
仕方ない、自力で探す。

ま、こんなものは、ProgramFilesかユーザーフォルダだろ。
古いソフトなのできっとプログラム本体のフォルダに保存しているに決まっている。
いまどきならユーザーフォルダのプログラムセッティングなんだろうが・・。

ProgramFiles(x86) / CASIO / BA-P20 / を見てみると
Bin とSampleがある、Binaryフォルダしかあり得ない、Binを見る。
ちっちぇープログラムだ、42個しかファイルがない。
更新日時でソート。
新しいのは4ファイル。Phrase.dtd ＆.xml、Stock.xml & .dtd。
どう見てもStockの方。.dtdをメモ帳でみてみると書式のみ。
.xmlを見てみると、ありました、これまで書いてきた文章が埋め込まれています。

これこれ、とStock.xmlをコピーして、新しいパソコンの当該フォルダに置く。

む、動かない。
.dtdも必要だったかな？でも古いパソコン電源落としちゃった…。

めんどうなので、Stock_old.xmlとして置いてあった元ファイルをメモ帳で開く。

新パソコンで二回ほどプリントしたデータが残っている。
＜Msg＞と＜／Msg＞でくくられている範囲が一回分の履歴。
＜Msg id="1"＞と連番が振ってあるからこれは修正が必要そう。

書式の構造がわかったので、旧履歴を新ファイルにコピー、連番を修正。
履歴は70個ほどあったよ。

もう一度立ち上げてみる。
OK。履歴移行完了。