政策提言「社会保障制度のありかた」
2012年8月17日 日常ぐるぐる考えていたことが、なんとなくまとまってきたので、
ちょっとまとめておく。
●年金制度
制度設計の時、国民の平均寿命は60歳だった。
定年も60歳。年金支給も60歳。
年金制度は「死ぬまで働く」から「平均寿命まで働く」という恩恵だった。
制度の根本に立ち返るには「平均寿命支給」と「平均寿命就労」がセットでないといけない。
●定年の短縮提言
かといって現在の賃金制度で80歳まで雇用するのは、企業にとっては困る。
就労者にとっても、50歳ぐらいまでは家のローンや子供の学費と出費が大きいが
そこを過ぎると支出はグッと減る。
私の提言は、「50歳定年」と「80歳雇用継続」のセット規制だ。
通常の右肩上がり給与体系は50歳までとする。
そこで一旦、退職だ。
ただし、企業には80歳まで雇用継続を義務づける。
給与体系は見直され、新入社員程度まで落とす。役職も解く。
●老齢就業者の職域
企業は必然的に、与えるべき仕事を開発せざるを得ない。
新分野の業態には政府がモデルケースを作り、援助する。
新人教育・社外交流・託児施設・研究開発などが考えられる。
特に、社内託児施設の充実は少子化対策に結びつく。
会社には会社独自の就労体系がある。
会社独自の就労体系に沿って設けられた託児施設を
会社に長く勤務した人材が運営する。
それは、社員にとって理想的な託児施設ではないか?
●日本の国力の回復
就労者人口が増えるとGDPは増加する。
年金支出という負担だったものが、人材という「財」になる。
現在の65歳は若い。もっとがんばってもらうべきだと思う。
●老後の幸せ
年金をもらって何もしないでぼんやり過ごすのが楽しいだろうか?
人の役に立ち、対価をもらう事は楽しいことだと考える。
●勤務体系
勤務体系も通常の勤務に合わせなくて良いと考える。
定年までの就労条件と老人の就労条件は根本から異なって良い。
週3回とか、土日のみ出勤。夜間のみ出勤。
若い人たちが定時で帰り、子作りに励んでもらうために
隙間の時間は老人が埋めればよい。
やるべき事をなし終えた老人にとって、
退屈がしのげれば、土日も平日も同じと感じる人は多いと思う。
もちろん、本人の希望が優先だが。
●年金裁定
ただし、身体の状態は個々それぞれだ。
元気な80歳もいれば、ボロボロの65歳もいる。
心も体も健康であれば、この制度でよいが、
老齢者は、ひとりひとり状態が異なる。
生活も異なるし身体能力も異なる。
平均寿命を待たずに年金生活へ移行できる手段も必要だと考える。
その裁定手段は確保しなければならない。
●最後に
「50歳定年」「平均寿命就労」「平均寿命からの年金給付」
このセットはある意味、年金を企業に負担してもらう。
という考え方だ。
実際問題、年金はすでに企業が負担している。
だから、企業負担はあまり変わらない。
老齢者の労働負担が増すだけだ。
これを国民がよしとするかどうかだ。
「働かずに食っていけたら幸せ」と考えている限り、この制度は成り立たない。
幸せとは何か?を問い直すことになる。
企業にとっては、
老人の管理はとてもめんどくさいものになるだろう。
金で片を付けておけば、何も考えなくて済む。効率的だ。
しかし、一人一人の役割を考えて、仕事を与えてゆく事。
それは、企業運営の宝にもなり得る。
仕事に生活を合わせるのではなく、生活に仕事を合わせる。
その観点は商品開発にきっと役立つ視点になると考える。
みんなが少しずつ損をするが、
日本全体に、大きな幸せがくるシステムだと考える。
ちょっとまとめておく。
●年金制度
制度設計の時、国民の平均寿命は60歳だった。
定年も60歳。年金支給も60歳。
年金制度は「死ぬまで働く」から「平均寿命まで働く」という恩恵だった。
制度の根本に立ち返るには「平均寿命支給」と「平均寿命就労」がセットでないといけない。
●定年の短縮提言
かといって現在の賃金制度で80歳まで雇用するのは、企業にとっては困る。
就労者にとっても、50歳ぐらいまでは家のローンや子供の学費と出費が大きいが
そこを過ぎると支出はグッと減る。
私の提言は、「50歳定年」と「80歳雇用継続」のセット規制だ。
通常の右肩上がり給与体系は50歳までとする。
そこで一旦、退職だ。
ただし、企業には80歳まで雇用継続を義務づける。
給与体系は見直され、新入社員程度まで落とす。役職も解く。
●老齢就業者の職域
企業は必然的に、与えるべき仕事を開発せざるを得ない。
新分野の業態には政府がモデルケースを作り、援助する。
新人教育・社外交流・託児施設・研究開発などが考えられる。
特に、社内託児施設の充実は少子化対策に結びつく。
会社には会社独自の就労体系がある。
会社独自の就労体系に沿って設けられた託児施設を
会社に長く勤務した人材が運営する。
それは、社員にとって理想的な託児施設ではないか?
●日本の国力の回復
就労者人口が増えるとGDPは増加する。
年金支出という負担だったものが、人材という「財」になる。
現在の65歳は若い。もっとがんばってもらうべきだと思う。
●老後の幸せ
年金をもらって何もしないでぼんやり過ごすのが楽しいだろうか?
人の役に立ち、対価をもらう事は楽しいことだと考える。
●勤務体系
勤務体系も通常の勤務に合わせなくて良いと考える。
定年までの就労条件と老人の就労条件は根本から異なって良い。
週3回とか、土日のみ出勤。夜間のみ出勤。
若い人たちが定時で帰り、子作りに励んでもらうために
隙間の時間は老人が埋めればよい。
やるべき事をなし終えた老人にとって、
退屈がしのげれば、土日も平日も同じと感じる人は多いと思う。
もちろん、本人の希望が優先だが。
●年金裁定
ただし、身体の状態は個々それぞれだ。
元気な80歳もいれば、ボロボロの65歳もいる。
心も体も健康であれば、この制度でよいが、
老齢者は、ひとりひとり状態が異なる。
生活も異なるし身体能力も異なる。
平均寿命を待たずに年金生活へ移行できる手段も必要だと考える。
その裁定手段は確保しなければならない。
●最後に
「50歳定年」「平均寿命就労」「平均寿命からの年金給付」
このセットはある意味、年金を企業に負担してもらう。
という考え方だ。
実際問題、年金はすでに企業が負担している。
だから、企業負担はあまり変わらない。
老齢者の労働負担が増すだけだ。
これを国民がよしとするかどうかだ。
「働かずに食っていけたら幸せ」と考えている限り、この制度は成り立たない。
幸せとは何か?を問い直すことになる。
企業にとっては、
老人の管理はとてもめんどくさいものになるだろう。
金で片を付けておけば、何も考えなくて済む。効率的だ。
しかし、一人一人の役割を考えて、仕事を与えてゆく事。
それは、企業運営の宝にもなり得る。
仕事に生活を合わせるのではなく、生活に仕事を合わせる。
その観点は商品開発にきっと役立つ視点になると考える。
みんなが少しずつ損をするが、
日本全体に、大きな幸せがくるシステムだと考える。
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