鉄腕アトムやドラえもんのおかげで、日本では「ロボットは仲間」なんですが、西洋でロボットというと「フランケンシュタイン」なのだそうです。
神の領域を侵し、人のような存在を造る事は、罪なのだそうです。
だから、これほど日本のアニメが売れているのに、西洋ではガンダムは売れないのだそうです。
トランスフォーマーは、その拒否感を消すために、超生命体でありロボットではないとか、初めて買った愛車が変身とか、丁寧に設定したことでヒットにこぎつけたと。

たまたま、そんな記事を読んだ日に、この映画を見ました。

アメリカ人にとって、ロボットは壊すべきもので、ロボットプロレスは残酷なものが期待される。残酷に壊すことが、神に対する正義だ。という発想を知らないと、日本人にはよくわからない映画かもしれません。

内容は、父もの。ダメ父と息子がわかり合うまでを描いています。
その中で、ただの壊すべきロボットというモノが、仲間へと変化していく様が横軸として描かれます。
日本人にとって最初からロボットは仲間なので、違和感がありますが、前述の文化の違いを踏まえてみると、なかなかによい映画です。

ただ、主人公ロボットが「ATOM」という名前だったり、顔が怒ってない大魔神様だったり、どうかんがえても日本のロボット文化をアメリカに移植したいという意図が透け見えて、多分、アメリカでも日本でも大したヒットにはならなかったと思います。

ウルヴァリンのヒュージャックマンもカッコいいし、子役は可愛くて小憎らしくて演技が上手い。いい映画なんだけどなぁ。
ま、内容はロッキーだともいえるしな。あまり褒めてもバカにされそうだけど、私は好きな映画です。

しかし、軍用四足ロボットのなんたらドッグのYouTube動画で蹴り倒していたのも、フランケンシュタイン拒否症があったればこそだったんだなぁ、と理解する昨今。

大丈夫か?日本の産業界はロボットに過剰投資してるけど、世界で売れるのかな?
心配になってきた。

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