「更生」

2012年4月25日 日常
児童、妊婦、次々と轢き殺した時、
彼に湧いた気持ちには、反省や後悔が少しはあったと思う。

それが、「更生」につながるだろうか。

どうしようもない家庭で、どうしようもない家族と暮らし、
どうしようもない友人と、どうしようもない人生を過ごしてきた18年。

その結果、目前に突きつけられた血まみれの光景を見た時、
彼の心は「更生」に向かうだろうか。

そして、
私たちの社会は、
更生の気持ちを育ててあげられる社会だろうか。


少年は、大きく道を踏み外した。
そして、大きな岐路に立っている。

彼の人生が、反省と貢献に向かい、社会に役立つものへと育つだろうか。

そう進んではじめて、犠牲者も真の「犠牲」となる。
犠牲者が無駄死ににならないためになすべき事は、
強圧的な法改正ではない。
と私は思う。
もちろん、遺族には断固として拒否されると思うが、
社会には冷静な判断が必要であり、
遺族感情だけをワイドショー的に取り上げるべきではない。



少年が、反省より、
自暴自棄を選ぶような
冷たい社会にはなって欲しくない。


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