もう今さらX-MENもいいだろう。と、思っていたんだけど、こいつがなかなか面白い。

X-MEN組織を作ったプロフェッサーX達、初代のミュータント達の話なだけに、マイノリティの抱える苦悩や他人と馴染めない悩み、いかにして社会と折り合いをつけるのか、同じ立場でも異なる人生を歩む惜別、X-MENという物語が根源的に抱えているテーマが純粋な形で湧出している。

私もX-MENは、映画を2〜3本見ただけなので、どのキャラが敵キャラで、どのキャラが味方だったかもはっきり覚えてない。だから、「え、何でこの人が、こっち側にいるの?」みたいな仕掛けがピンと来なかった。ま、それは、私の記憶力の問題とはいえ、ニクい演出みたいなものは、知ってる人にしかわからない。

一瞬ウルヴァリンが出るのもいい感じだが、知らない人には「???」だろう。

ちょっとオススメな大筋ではあるが、X-MENを見たことない人には、全然面白くない映画なので、結局オススメできない代物。

んー、いい話なんだがな。単体でも成立はしているけど、あとに続く話への仕掛けを削除したら、カスカスのお話で、潤いがなさすぎるだろうと思う。

ゲイの話だ。と言い切っているブログをみつけて、確かにな。ともおもった。

ま、アメコミなんてそんな程度のもんだ。

文化は連続の中でしか語れない。
アメコミ文化を楽しむのは日本人には無理だろう。
キューバ危機なんて、日本人にとっては遠すぎて、非現実世界と大差がない。
きっと横たわる人種問題も日本人にとっては、フィクションだ。

そういうことだ。

コメント

最新の日記 一覧

<<  2025年6月  >>
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293012345

お気に入り日記の更新

日記内を検索