大阪が臭い。

2011年6月14日 日常
近年、どんどん、大阪が臭くなっている気がする。

車に乗っていて、信号待ちで止まった時、マンホールの上に止まったりすると、めっちゃ、クサイ!

昔はこんな事は無かったように思う。
高校の頃からバイクで走り回っているが、信号待ちでクサイなんて経験はしていない。

これは、小泉改革で、ビル建設の規制緩和でもあったのかな?
下水を処理せずに流しても良いようになったか?
なんて考えたりしたが、
戸建て住宅なんて、もともとそのまま流しているんだから、そんなはずはない。

水道局が下水の清掃を怠っているのか?
清掃費を仕分けられたのか?
理由は、どこにあるのだろう?

などと考えていた。


疑問は、ヤマダ電機のトイレで氷解した。

手を洗おうとすると、センサーが水を出す。
カランから出てくる水がシャワーだった。
「ほう、これは合理的だ」と感心した。

手を洗うのに、カランからあれほどの水を出す必要はない。
家の水道はバケツに水を貯めたりするから、がんがんでなきゃならないが、
ヤマダ電機のトイレで水をくむなんて、汲む方が悪い。
手が濡れればそれでいい。
それなら、シャワーで十分だ。
うーん、センサーだけでは飽きたらず、ここまで節水するかぁ。すばらしい!

ん?

節水?


そうだ、節水だ。

巷にあふれる節水トイレ、節水シャワー、節水手洗い。
ひとつずつは、節水でよい。
しかし、高層ビル全体でこれを採用したら、流れる水がガクンと減る。
大阪市全体で節水だらけになったら、どうなる?
下水に流れ込む水の量はめちゃくちゃ減っているのではないか?
半分とか3分の1とかになってたらどうなる?

ビルなら少ない水量でも、下に落とすだけだが、
下水管まで来るとほぼ水平だ。
流れる水の量が減ると、汚水を流す力が減る。流れない。
端的に言うと、下水管にうんこが詰まったままになる。

そりゃ、大阪全体、くさくなるわなぁ。

疑問は氷解した。

疑問は氷解したが、難問があらわれたような気がする。

どうすれば、臭くない大阪にもどるのか?
下水が流れなくて、伝染病など、公衆衛生は大丈夫なのか?



自分の利益で節水したら、公益がボロボロになった。

まったくもって、日本の縮図である。





2011.7.18追記
下水の匂いは、ビルピットの問題らしい。
最近のビルは、地下階にもトイレがあるなどするので、独自の排水槽にいったん溜めて、満水になるとポンプを動かし排水するという仕様だそうだ。
ポンプが動く時に強烈な匂いが出る。

やはりそこんとこの節水が問題なんだろう。と私は思う。
常時排気するとか対策はあるみたい。

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