発電コストの基準を作って欲しい

よく見せられている発電コストのグラフ。

前世紀に見せられたのは燃料費だけのグラフ。
燃料費だけだと、原子力はダントツ安い。2～3円/kWh
近年は、廃炉費用を含めたグラフになってきている。
それでも火力よりちょっと安い。5～6円

今朝のテレビ「とくダネ！」を見ていると、税金でまかなっている地元対策費をプラスしたグラフを紹介していた。
それだと原子力は火力(LNG)より高くなる。
どうやら、テレビ局は電力会社を見限ったようだね。
いつまでもポポポポーンだけで広告費もらう訳にも行かないようで、
広告費を出さない企業には容赦ないです。はい。


ここに掲載しているのは、アフリカで電気設備を新設する際の
設備投資も含めたグラフ。
こうやってみると
火力ってのは燃料費がバカほど高いのがよくわかる。


で、今回の主題。

まだ見てないグラフが欲しい

「事故補償費を含むグラフ」

風力発電は、騒音被害がかなりのエリアにおよぶだろう。
太陽光は、ま、ほとんど事故なんてなさそうだ。
火力も事故が起こっても周囲数百メートルって所だろう。

今回の福島の事故を基準として、原発１サイト６基として、
発電量1kWhあたりどれぐらいのコストになるのだろう。

これを出すには、事故の確率を求めないと出ない。
そして、それが算出されれば、保険料が決められる。
保険料が決められれば、1kWhあたりのコストが出せる。


そのグラフができないと、今後のエネルギー政策を決められない。



はてさて、
この事故の保険を組む保険会社がいるのだろうか？