この文章は、事件発生直後に書かれたもので、
現在となっては、いささか古い意見だけれど、
何年か後の自分のために書いているので、掲載しておく。

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焼き肉屋でユッケを食べて死んだ人が出た。
これは、かなり、深い問題が潜んでいそうだ。

もちろん、焼き肉屋に問題はあるだろう。
「食中毒は危ない」という常識を持っていなかったのだろう。
そうでないと、死者は出ない。

しかしながら、
管理が悪くても、元となる菌が無ければ、繁殖しようがない。

あの話題の記者会見を見て、
「あの人、危ないね」なんてのが世間的ご意見だろうが、
あんな状況になったら、人間、あんなもんだろうと、私は思う。
自分だって、きっと、あんな感じになる。

そう考えると、
どうも、肉の卸があやしい。

しかしながら、卸の名前も出ない。


屠畜というのは、一定の歴史的利権が絡んでいて、一種の特権層である。
雀たちの噂では、力で問題解決をする集団と密接だと、かまびすしい。

「歴史的利権」もそろそろ、見直すべきではないか?
そんな事を考えた。

原発問題にしても、この焼き肉屋の問題にしても、
現代の被差別的職業の問題が浮き彫りにされた形だ。

みんな、幸せそうに暮らしているが、
その暮らしを支えているのは、人の嫌がる仕事を黙々とこなしている人たちが居るからである。
そして、私を代表として、一般人は見ないふりをしている。

臭いものに蓋をしてきた自民党政治が終焉を迎え、
インターネットを前提とした新しい政治の時代がやってきている。

歴史的被差別特権にも、そろそろメスを入れるべき時代が来ているのだと思う。

特権の剥奪、自由化が必要ではないか?


マスメディアや族議員がどう動いて、この事件はどう集結するのか。
スケープゴートとして、誰を差し出して、業界のどの部分が守られるのか。

刮目し続ける必要がある。






コメント

霧木里守≒畑楽希有(はたら句きあり)
2011年5月10日6:49

 あ~! 屠殺業者さん!!
 !(--;)! 確かに!
 養豚業者とより、その次の「そこの時点」の衛生問題を検証しなくちゃいけないし、その業界が「被差別」(部落問題)と縁が深いというのは、無視できない視点ですよね……★

 その問題、見落としてました。
 ご教唆、ありがとうございます!

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