Space Battleship ヤマト
ま、こんなものは、公開初日に見て、「あんなもん見んでいい!」と言うか、テレビで放映された時に、「昨日見た?」と言うかのどっちかでやんすね。
というわけで、公開二日目に見に行ってきました。
思ったよりも、楽しめました。

よくわかったのは、私は中学生なのに「特攻を美化する戦争映画と化してしまった『さらば宇宙戦艦ヤマト』なんて見ない!」と断固拒否していた事を思い出したって事ですね。

だから後半がなんのこっちゃわからんし、くだらなすぎ。
大量のガミラス人がいる中、サイトウさん(ですか?私の知らないキャラクターなんですが)と真田さんが二人だけで橋を渡りきるって設定。
まず、その作戦成功率ゼロ。というのはおいといても、橋を渡りきったエネルギー中枢部にガミラス人は誰もいない。最重要拠点が安全地帯。「おい!ガミラス人!何を守っているんだよ!」と思わず突っ込む。
ただただ、戦争で人が死ぬ事を美化するだけのためのシーン。
しかも弁慶のような死に方。わらっちゃいまいした。
やっぱり「さらば」は見なくて良かったんだなぁ~。
特攻の時に英霊が出てくるし、もー。

私より、二・三年年下のカミサンは、しっかり「さらば」世代なので、「あれは原作に忠実だった」と感動していました。

ま、そう考えると、全編、そういう作りです。

私も「宇宙戦艦ヤマト」の頃は中学1年で、「おお、アニメ初の本格SF!」と感動していたせいで、今回の「Space Battleship ヤマト」も「おお、あの台詞が!」とか「あ、アナライザーが!」とか、シーンごとに「じーん」と感じるのですが、それは、昔見ていたせいでしかないわけですね。

ま、そういう意味で言えば、良くできていて、十分に楽しめる作品でした。


劇場は40~50代の夫婦連れがほとんど。
キムタクを使ったから若者も来るのかと思ったけど、キムタクも40前。
10代から見たら、おじさんですね。
ま、私たち世代の子供の頃で例えれば、「西郷輝彦で黄金バットを実写映画化」なんてシロモノで、全然興味が湧くわけなくて当たり前ですな。

10代の人が見たら、どう感じるのか???
何も知らない人が見て、感動できるのか?
冷静に判断できないので、他の方に譲ります。
盛り込みすぎで、ストーリーぶつ切れですから、あまり高評価ではないと思われますが…。


ひとつ気になっているのは、沖田艦長と古代守だけ、敬礼が海軍式であること(脇が甘いので陸軍っぽいけど)他のメンバーはヤマト式敬礼。海軍式敬礼をする人物は、すべて死亡。西崎義展も死亡。
なんだか、「軍属」の手から「オタク族」の手に権限委譲が行われたのか?
と感じたのは、私の妄想だと思う。

(話は違いますが、私は「敬礼中には話をするな」と習ったのですが、最近のドラマではみんな敬礼しながらいっぱいしゃべってますね。おじぎしながらしゃべる人は、まだ見ませんけどね。チューっす!)

大阪で公開している一番大きな劇場はナビオだったので747席の劇場でみました。
土曜日11:30~14:05の回で6~7割の入り。
こりゃきっと来週にはシアター7になり、再来週にはレイトショーのみって感じかな。見るならお早めに。

PS、ナビオでおもしろいポスターを発見したので貼っておく。

コメント

霧木里守≒畑楽希有(はたら句きあり)
2010年12月11日1:11

 なんか「波動砲発射口」を正面から見ると、アレを思い出してしまいました……


 アロマノカリス☆(--;)★

霧木里守≒畑楽希有(はたら句きあり)
2010年12月11日1:13

>中学生なのに「特攻を美化する戦争映画と化してしまった『さらば宇宙戦艦ヤマト』なんて見ない!」と断固拒否していた事を思い出したって事ですね。

 たまさんは私より若い! という事実が判明しました……(笑)

 私が、「特攻を美化する戦争映画と化してしまった『さらば宇宙戦艦ヤマト』なんて見ない!」と断固拒否していたのは、20代に入ってからでしたね……☆
 (^w^;)

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