尖閣ビデオ流出に関してつらつら
2010年11月11日 日常 コメント (2)そろそろ落ち着いてきたし、これから後の情報は操作されたものしか流れてこないだろうからまとめても良い時期かと思う。
もちろん、考えなんてまとまるもんじゃないが。
●結果オーライが気持ち悪い
流出で、すべてが丸く収まった。
これはなんだろう?
中国は「日本がぶち当ててきた」と言っていたが違う事が証明された。
日本政府の公開ではないので、中国は日本に文句も言えない。
現に、中国からは何も言ってこなかった。
中国政府はレアアースの件で世界市場から冷ややかな目で見られるようになっただけで大損だ。
漁船が海保の船舶にぶち当ててきた。
だからこれは「領土問題」ではなく「物損事件」だと、
態度を硬化させてきたロシアに説明できる。
しばらくは無理だろうが、やがて北方領土交渉も再開できるかもしれない。
事件直後にビデオ公開すれば、日本国内の右翼が反中国で気勢を上げる。
ところが時間が経ってから、しかも流出なので、肩すかしを食らった。
「ビデオが見たい見たい」と言っていた子供達は喜んだ。
国内世論のあれやこれやもなだらかに終息させられそうだ。
なんだろう、この気持ち悪さは、まるで悪知恵の回る人が周到に計画したみたいだ。
乗せられている感が強烈にある。
●覚えておくべき事
「国外追放」すべきところを「逮捕」した時に、担当である国土交通省大臣だったのは前原。
一連の外交問題に発展した時に担当の外務大臣になったのは、前原。
あの眠そうな目は何を企んでいるのか?
国民になんの説明もなく事が進んで決着する。とてつもなく気持ち悪い。
よかれと思って内緒で進めて、悪い方に転んだ時に、こういう人は「ごめん」と言うのだろうか?それともやはり眠そうな目をしているだけなのだろうか。
●流出犯人
やくざが人を殺したら、下っ端が自首する。
全く同じ事が起こっている。
それをみんなが見て喜んでいる。
なんだろう。これ。
国民の反応が気持ち悪い。
●記者達の思い
報道ステーションでYouTubeの映像が流れている。
魂ある記者ならとっても情けない思いだろう。
特ダネを求めて足で使い、取材を重ね、裏取りをして「間違いない」と判断したものだけを「特ダネ」として扱ってきた。
そんな思いをすっ飛ばして「ネット流出」。
そこには、未来への思いも、事実確認も裏取りもない。ただ垂れ流される情報。
記者達の思いは如何ほどだろう。
●リークする立場
これまで内部告発するためにはマスコミへのリークしか手段がなかった。
それがYouTubeに垂れ流すだけで済む。
文章で裏打ちされることなく、映像だけをリークする。
犯行声明はなしだ。ならば記者は不要だ。
マスコミには、足で稼いだ特ダネと、リークによる特ダネの2種類があった。
これからはリーク系特ダネはマスコミに届かないだろう。
マスコミは特ダネの半分を失ったと言う事になる。これは死活問題だ。
●マスコミというものの今後
ネットで特ダネ流出が当たり前になると、今後は「事実確認」が重要になるだろう。
新聞社やテレビ局は「間違った情報は流さない」という信頼性のみが存在意義になるだろう。
それは、権威になる事だ。
権威になっちまったら、おもしろさは消えてゆく。
今回の流出は、マスコミ衰退への大きな転換点だと言えると思う。
●文民統制に関して
思わず声高に叫んでしまったが、これも思う壺だったのではないか?
今回の不祥事で、なんらかの統制法案が作成されるであろう。
「情報統制」を強力に推し進める「お題目」が出来てしまったのではないか?
政府が内緒でゴリ押しできる法案が制定される事はないか?
「知る権利」や「情報公開制度」がキチンと担保されるのか。刮目の必要有り。
●ポピュリズムに関して
国の将来を考えて、国策を作り、信任を得て実行する。
そんなやり方は過去のものとなるのだろうか?
「尖閣のビデオ見たーい!」「やったー!見れたー」
そんな事で良いのだろうか。
そして、そんな方法で大衆の心理操作をする事が政治家のする事なのだろうか?
民主主義とは何なのだろう。本当にこんな事で良いのだろうか?
国民全体の知識レベルを引き上げ、国民全員で将来を考え、意見をたたかわせる。
そんな時代はいつ来るのだろうか。
ま、ゆっくりと、ゆっくりとそんな方向へと向かっていって居るのだと
信じて暮らそう。
昭和初期に似てきた今が、戦前でない事だけを信じよう。
もちろん、考えなんてまとまるもんじゃないが。
●結果オーライが気持ち悪い
流出で、すべてが丸く収まった。
これはなんだろう?
中国は「日本がぶち当ててきた」と言っていたが違う事が証明された。
日本政府の公開ではないので、中国は日本に文句も言えない。
現に、中国からは何も言ってこなかった。
中国政府はレアアースの件で世界市場から冷ややかな目で見られるようになっただけで大損だ。
漁船が海保の船舶にぶち当ててきた。
だからこれは「領土問題」ではなく「物損事件」だと、
態度を硬化させてきたロシアに説明できる。
しばらくは無理だろうが、やがて北方領土交渉も再開できるかもしれない。
事件直後にビデオ公開すれば、日本国内の右翼が反中国で気勢を上げる。
ところが時間が経ってから、しかも流出なので、肩すかしを食らった。
「ビデオが見たい見たい」と言っていた子供達は喜んだ。
国内世論のあれやこれやもなだらかに終息させられそうだ。
なんだろう、この気持ち悪さは、まるで悪知恵の回る人が周到に計画したみたいだ。
乗せられている感が強烈にある。
●覚えておくべき事
「国外追放」すべきところを「逮捕」した時に、担当である国土交通省大臣だったのは前原。
一連の外交問題に発展した時に担当の外務大臣になったのは、前原。
あの眠そうな目は何を企んでいるのか?
国民になんの説明もなく事が進んで決着する。とてつもなく気持ち悪い。
よかれと思って内緒で進めて、悪い方に転んだ時に、こういう人は「ごめん」と言うのだろうか?それともやはり眠そうな目をしているだけなのだろうか。
●流出犯人
やくざが人を殺したら、下っ端が自首する。
全く同じ事が起こっている。
それをみんなが見て喜んでいる。
なんだろう。これ。
国民の反応が気持ち悪い。
●記者達の思い
報道ステーションでYouTubeの映像が流れている。
魂ある記者ならとっても情けない思いだろう。
特ダネを求めて足で使い、取材を重ね、裏取りをして「間違いない」と判断したものだけを「特ダネ」として扱ってきた。
そんな思いをすっ飛ばして「ネット流出」。
そこには、未来への思いも、事実確認も裏取りもない。ただ垂れ流される情報。
記者達の思いは如何ほどだろう。
●リークする立場
これまで内部告発するためにはマスコミへのリークしか手段がなかった。
それがYouTubeに垂れ流すだけで済む。
文章で裏打ちされることなく、映像だけをリークする。
犯行声明はなしだ。ならば記者は不要だ。
マスコミには、足で稼いだ特ダネと、リークによる特ダネの2種類があった。
これからはリーク系特ダネはマスコミに届かないだろう。
マスコミは特ダネの半分を失ったと言う事になる。これは死活問題だ。
●マスコミというものの今後
ネットで特ダネ流出が当たり前になると、今後は「事実確認」が重要になるだろう。
新聞社やテレビ局は「間違った情報は流さない」という信頼性のみが存在意義になるだろう。
それは、権威になる事だ。
権威になっちまったら、おもしろさは消えてゆく。
今回の流出は、マスコミ衰退への大きな転換点だと言えると思う。
●文民統制に関して
思わず声高に叫んでしまったが、これも思う壺だったのではないか?
今回の不祥事で、なんらかの統制法案が作成されるであろう。
「情報統制」を強力に推し進める「お題目」が出来てしまったのではないか?
政府が内緒でゴリ押しできる法案が制定される事はないか?
「知る権利」や「情報公開制度」がキチンと担保されるのか。刮目の必要有り。
●ポピュリズムに関して
国の将来を考えて、国策を作り、信任を得て実行する。
そんなやり方は過去のものとなるのだろうか?
「尖閣のビデオ見たーい!」「やったー!見れたー」
そんな事で良いのだろうか。
そして、そんな方法で大衆の心理操作をする事が政治家のする事なのだろうか?
民主主義とは何なのだろう。本当にこんな事で良いのだろうか?
国民全体の知識レベルを引き上げ、国民全員で将来を考え、意見をたたかわせる。
そんな時代はいつ来るのだろうか。
ま、ゆっくりと、ゆっくりとそんな方向へと向かっていって居るのだと
信じて暮らそう。
昭和初期に似てきた今が、戦前でない事だけを信じよう。
コメント
その点は必ずしも「証明」は、されていませんよ。
「公開された映像の中では」中国が日本に一方的にぶつけている(ように見える)というだけです。
公開された映像の前の部分、あるいは、そもそも撮影されていなかったかもしれない前の時点で、先に日本からの挑発的行為があったかどうか……は、今のところ「藪の中」です……
(なんの理由も動機も怒りも衝動もなしに、ふつうの漁船(あるいはそれを装った「工作船」かもしれませんが……)が、イキナリ、なんの脈絡もなく「体当たり」を……
してくると、思えますか??
なんらかの意図(たとえば先に日本側から行われた侮辱とか挑発行為に対する意趣返しとか)があっての行動だったろうと、私は思うのですが。
(その部分が「編集」されて落ちているのか「撮影されなかった」のか、そのへんは解りませんけどね……★)
喧嘩両成敗。
どっちが悪いなんてありませんからね。
証明という単語は確かに言い過ぎなので、消してもいいんですが、もういまさらなんで、読み直すのも面倒だから、そのままにします。
ここは、その程度の場所です。