世紀の三流映画女優、ジュリアン・ムーア主演「フォーガットン」。
WOWOWのサスペンス特集を去年録ってあったやつだ。
これがトンデモ映画。

(これ以降、ネタバレあり、注意)

息子を飛行機事故で亡くしたジュリアン・ムーア。
精神科医に「過去をあまり思い出しては良くない」と諭されるが
ビデオや写真をついつい眺めて引きこもりがち。

ある日、写真立てを見ると息子が写っていない写真に変わっている。
ビデオは消されて、砂嵐。
夫がやったことだと激怒するが、すぐに精神科医が呼び出され
彼女に説明をする
「本当はあなたに子供はいない、流産したことを認められないので、記憶が作られているのだ。あなたは治りかけているから混乱するのだ」

このあたりで、30分。
はてさて?
ここまでを1時間半で描くような映画はよくあるが、もう、終わっちゃった。
ここから、どんな謎解きが出てくるの?

いいや、私は正しい。
息子は生きている。
あなた方が間違っている。

同じ飛行機で娘を亡くした男の元へ確認に行く。
その男も、あなたなんて知らないと言うが、彼女の手によって記憶を取り戻す。
「私には、娘がいた。なぜ忘れていたのだ!」

いや、面白いんだけどね。ありえない。
これ以上は、どう転んでもホラ話。

あとは国家安全保障局が出てきて、「あれ?宇宙人もの?」となり
案の定、宇宙人が登場。
彼女は終われる身になる。

そこへ、彼女を助けようとするニューヨーク市警の典型的な良い人おばさんも登場。
事件を調べて、なんかヘンだと気づき、彼女を見つけ出したとたん。
空に舞い上がり消えてしまう。

おいおい、映像はすごいけど、なんだよこれ。

ジュリアン・ムーアは宇宙人と対決。
宇宙人は「実験」をしているのだという
「親と子の絆」を断ち切る実験であり、大抵の親は忘れるのに、なぜお前は息子のことを忘れないのだ。
このままでは、私の立場がない。子供のことを忘れろ!
と、出産の記憶も消す。
ジュリアン・ムーアは記憶を消されるが、お腹にいた時に話しかけていた記憶を取り戻し、宇宙人に「サン・オブ・ア・ビッチ!」と叫ぶと
天から例の吸い上げ光線がやってきて、宇宙人を吸い上げる。

なんじゃ、こりゃ。
ぜうす・えきす・まきな?

おもしろければ、それでいいってものか?
こういうのを面白いって言う人もいるかもしれないが、
サスペンスに宇宙人出したら反則だろう。

まぁ、おもしろいトンデモ映画だった。

トンデモとわかって楽しむなら、楽しい。
しかし、トンデモはしょせんトンデモ。
わかって楽しむ、大人の娯楽。

あー、つまらんかったーーー。(笑)


コメント

霧木里守≒畑楽希有(はたら句きあり)
2010年11月5日18:36

 おつかれさまですw

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