「ねんきん定期便」という無駄づかい
2010年7月8日 日常日本年金機構から「ねんきん定期便」が来た。
2回目だ。
これは、毎年来るんだろうか?
地味な色づかいなのだが、仕様が半端無く豪華だ。
これはとんでもない無駄づかいだと思う。
印刷は、一色印刷する度にお金がかかる。
2色なら二倍だ。
紺色と朱色という地味な色でも2色は2色。
印刷機を二回通っている。
そんな二色印刷でも、大量印刷は安い。
大量印刷は安いがコピーは高い。
ひとりひとり違う情報をプリントすると高く付く。
印刷は一回数銭だが、プリントは一回数円かかる。10倍だ。
こういう情報はなるべく一回にまとめて印刷するのがコストカットの常識だ。
さて、「ねんきん定期便」を見ていこう。
●封筒:
長3型カラー封筒、二色刷、フィルム窓付き、音声コード付き
封筒の仕様としては最上級だ。
これ以上にするにはフルカラー印刷にするぐらいしかない。
フルカラーは人の目があるから避けているんだろう。
●送り状:
片面1色印刷(青)+宛名ラベルカラープリント一回
日本年金機構のロゴが黒いため一瞬、2色印刷に見えるが、
ここをプリントアウトにすることでコストカットしたかに見える。
しかし、グレーのロゴマークをよく見るとフルカラープリントである。
つまり、宛名ラベルを印刷するためだけなら黒だけですむ物を
ロゴがあるためだけにフルカラープリントとなっている。
コンビニで白黒コピーは10円だがカラーコピーは100円である。
ここの値段は、それがそのまま当てはまる。
フルカラープリントは4色分4回機械を通るんだからしかたない。
そして、そもそも、 この紙自体不要な紙である。
「ねんきん定期便をおおくりします」の一行と、
「同封物一覧」しか書かれていない。
実質的にはこの用紙が宛名ラベルとして封筒の窓から見えているが
後述の「ねんきん定期便」本紙にも同じ位置に宛名ラベルが印刷されている。
全くの無駄である。
●ねんきん定期便
両面2色印刷。+片面カラープリント
送り状と同様同一位置に宛名ラベルが記入されている。
送り状と同じ理由で、カラープリントがされている。
青と赤の二色印刷だが、赤文字が特に必要という印象はない。
強調したい部分に赤文字を使っているが、デザインでどうにかなると思う。
●最近の月別状況
両面2色印刷。+片面白黒プリント
年金機構ロゴがないため白黒プリントですんでいます。よかった。
最近一年間の納付状況りすとをプリントしてあります。
でも、最近一年間のことは覚えてますよね?
「ちゃんと収めろよ」という資料なのでしょう。
わざわざ2色印刷の「赤」ですが、
「共済組合員記録の分は含まれてない」だけが赤です。
意味ねーーーーー。
●年金見込額試算
表2色裏1色印刷。+片面白黒プリント
わざわざ、加入実績を積算してくれている。
これまでの分だけを積算してくれている。
これから納付する分は自分で書き込まなければならない。
結局、年金がいくらもらえるのかはわからない。
なんじゃこりゃ?不要な物のためにプリントまでしてくれている。
●年金加入記録回答票
表3色裏4色印刷。+片面白黒プリント
「もれ」や「誤り」があったときに連絡するための回答票
なぜか地色に「黄色」を印刷している。
電話で「黄色い紙ありますでしょ?」と言うための物か?
ならば、黄色い紙を使えば良いのではないか?無駄だ。
裏面は記入方法の例。
表面の縮小版に引き出し線で解説している。
表面が3色なので縮小版も3色。
これを1色にしておけば、3色使う必要は全然無い。
しかも、「記入例」なので、記入した文字例を「黒」で印刷している。
そのためだけに、4色印刷。
なんじゃ?こりゃーーー???
特色4色で印刷するなら、通常のフルカラー印刷の方が安いじゃないか!
とルーペを出して、もう一度全部確認してみた。
驚きの事実。
すべてフルカラー印刷でした。
紺色と朱色しか使ってないから特色2色印刷だと思い込んでいた私がバカだった。
すべて4色の網点掛け合わせてできている色です。
どういうこと?
ただし、通常の印刷っぽくは無いので、差し込み印刷を考えたオンデマンド系の印刷のようです。むむむむ。
もちろん通常印刷よりオンデマンド印刷は高いです。
あ、まだ印刷物残ってた。
●「ねんきん定期便」パンフレット
A4、6頁(!)フルカラー。
6頁…。
A3の用紙を二つ折りにして、間にA4の用紙をのり付け。
のり付けは高いッスよ、のり付けは…。
内容は、ここまで全部の用紙の使い方マニュアル。
はぁ、ご親切なこって…。
これ、前回も同じものが送られてきた気がする。
毎回印刷して毎回送ってくるのかな?同じものなのに。
●返信用封筒
長3洋封筒。料金受取人郵便指定付き。
これは、黒一色の印刷です。糊も付いてないので良心的かな。
●加工費
上記すべてが封入のために三つ折り加工されています。
順番にソートされて封入されています。
●郵税
枚数が増えすぎているため、通常郵便料金80円では無理です。
定形外で120円の郵税が必要でしょう。
これ、多分、一通あたり2~300円かかってると思うんだよね。
年金加入者数6800万人×200円とすると136億円。
これ、毎年送ってくるのかなぁ。
憂鬱だなぁ。
しかも、これ、未加入者には送らないんでしょ?
加入促進じゃなくて、離れないでね。って施策。
不安だなぁ。
枚数は半分には減らせると思う。
プリントアウト部分は2頁あれば十分だと思う。
税金なんだから使いまくれーという根性丸出し。
年金機構になっても体質は全然変わらない。
なんでこんな豪華仕様なんだろう?
国民が見やすいように考えましたと答えるだろうが
ぜんぜんそうなっていないし、無駄でしかない部分が大半だ。
豪華な仕様は、中抜きのためなんだろうとしか考えられない。
パイが大きければ、少々抜いても気付かれない。
たくさん抜くには、豪華な仕様で総額を大きくしないと!
136億円あったら、半分ぐらいは役人の手に落ちているんだろうなぁ。
厚生労働省から日本年金機構へ下請けに出す際に天下り用に半分プール。
日本年金機構から業者に出す際に、半分利益。
そんな高利益をごまかすために仕様を豪華にしたとしか考えられない。
そんなこんなのために、「ねんきん定期便」は今日も届けられる。
2回目だ。
これは、毎年来るんだろうか?
地味な色づかいなのだが、仕様が半端無く豪華だ。
これはとんでもない無駄づかいだと思う。
印刷は、一色印刷する度にお金がかかる。
2色なら二倍だ。
紺色と朱色という地味な色でも2色は2色。
印刷機を二回通っている。
そんな二色印刷でも、大量印刷は安い。
大量印刷は安いがコピーは高い。
ひとりひとり違う情報をプリントすると高く付く。
印刷は一回数銭だが、プリントは一回数円かかる。10倍だ。
こういう情報はなるべく一回にまとめて印刷するのがコストカットの常識だ。
さて、「ねんきん定期便」を見ていこう。
●封筒:
長3型カラー封筒、二色刷、フィルム窓付き、音声コード付き
封筒の仕様としては最上級だ。
これ以上にするにはフルカラー印刷にするぐらいしかない。
フルカラーは人の目があるから避けているんだろう。
●送り状:
片面1色印刷(青)+宛名ラベルカラープリント一回
日本年金機構のロゴが黒いため一瞬、2色印刷に見えるが、
ここをプリントアウトにすることでコストカットしたかに見える。
しかし、グレーのロゴマークをよく見るとフルカラープリントである。
つまり、宛名ラベルを印刷するためだけなら黒だけですむ物を
ロゴがあるためだけにフルカラープリントとなっている。
コンビニで白黒コピーは10円だがカラーコピーは100円である。
ここの値段は、それがそのまま当てはまる。
フルカラープリントは4色分4回機械を通るんだからしかたない。
そして、そもそも、 この紙自体不要な紙である。
「ねんきん定期便をおおくりします」の一行と、
「同封物一覧」しか書かれていない。
実質的にはこの用紙が宛名ラベルとして封筒の窓から見えているが
後述の「ねんきん定期便」本紙にも同じ位置に宛名ラベルが印刷されている。
全くの無駄である。
●ねんきん定期便
両面2色印刷。+片面カラープリント
送り状と同様同一位置に宛名ラベルが記入されている。
送り状と同じ理由で、カラープリントがされている。
青と赤の二色印刷だが、赤文字が特に必要という印象はない。
強調したい部分に赤文字を使っているが、デザインでどうにかなると思う。
●最近の月別状況
両面2色印刷。+片面白黒プリント
年金機構ロゴがないため白黒プリントですんでいます。よかった。
最近一年間の納付状況りすとをプリントしてあります。
でも、最近一年間のことは覚えてますよね?
「ちゃんと収めろよ」という資料なのでしょう。
わざわざ2色印刷の「赤」ですが、
「共済組合員記録の分は含まれてない」だけが赤です。
意味ねーーーーー。
●年金見込額試算
表2色裏1色印刷。+片面白黒プリント
わざわざ、加入実績を積算してくれている。
これまでの分だけを積算してくれている。
これから納付する分は自分で書き込まなければならない。
結局、年金がいくらもらえるのかはわからない。
なんじゃこりゃ?不要な物のためにプリントまでしてくれている。
●年金加入記録回答票
表3色裏4色印刷。+片面白黒プリント
「もれ」や「誤り」があったときに連絡するための回答票
なぜか地色に「黄色」を印刷している。
電話で「黄色い紙ありますでしょ?」と言うための物か?
ならば、黄色い紙を使えば良いのではないか?無駄だ。
裏面は記入方法の例。
表面の縮小版に引き出し線で解説している。
表面が3色なので縮小版も3色。
これを1色にしておけば、3色使う必要は全然無い。
しかも、「記入例」なので、記入した文字例を「黒」で印刷している。
そのためだけに、4色印刷。
なんじゃ?こりゃーーー???
特色4色で印刷するなら、通常のフルカラー印刷の方が安いじゃないか!
とルーペを出して、もう一度全部確認してみた。
驚きの事実。
すべてフルカラー印刷でした。
紺色と朱色しか使ってないから特色2色印刷だと思い込んでいた私がバカだった。
すべて4色の網点掛け合わせてできている色です。
どういうこと?
ただし、通常の印刷っぽくは無いので、差し込み印刷を考えたオンデマンド系の印刷のようです。むむむむ。
もちろん通常印刷よりオンデマンド印刷は高いです。
あ、まだ印刷物残ってた。
●「ねんきん定期便」パンフレット
A4、6頁(!)フルカラー。
6頁…。
A3の用紙を二つ折りにして、間にA4の用紙をのり付け。
のり付けは高いッスよ、のり付けは…。
内容は、ここまで全部の用紙の使い方マニュアル。
はぁ、ご親切なこって…。
これ、前回も同じものが送られてきた気がする。
毎回印刷して毎回送ってくるのかな?同じものなのに。
●返信用封筒
長3洋封筒。料金受取人郵便指定付き。
これは、黒一色の印刷です。糊も付いてないので良心的かな。
●加工費
上記すべてが封入のために三つ折り加工されています。
順番にソートされて封入されています。
●郵税
枚数が増えすぎているため、通常郵便料金80円では無理です。
定形外で120円の郵税が必要でしょう。
これ、多分、一通あたり2~300円かかってると思うんだよね。
年金加入者数6800万人×200円とすると136億円。
これ、毎年送ってくるのかなぁ。
憂鬱だなぁ。
しかも、これ、未加入者には送らないんでしょ?
加入促進じゃなくて、離れないでね。って施策。
不安だなぁ。
枚数は半分には減らせると思う。
プリントアウト部分は2頁あれば十分だと思う。
税金なんだから使いまくれーという根性丸出し。
年金機構になっても体質は全然変わらない。
なんでこんな豪華仕様なんだろう?
国民が見やすいように考えましたと答えるだろうが
ぜんぜんそうなっていないし、無駄でしかない部分が大半だ。
豪華な仕様は、中抜きのためなんだろうとしか考えられない。
パイが大きければ、少々抜いても気付かれない。
たくさん抜くには、豪華な仕様で総額を大きくしないと!
136億円あったら、半分ぐらいは役人の手に落ちているんだろうなぁ。
厚生労働省から日本年金機構へ下請けに出す際に天下り用に半分プール。
日本年金機構から業者に出す際に、半分利益。
そんな高利益をごまかすために仕様を豪華にしたとしか考えられない。
そんなこんなのために、「ねんきん定期便」は今日も届けられる。
コメント