子供の頃から疑問な事ってあります。

銀行にお金を預けたら増えて返ってくる。とか
そんな基本的なことです。

子供が疑問に思う事っていうのは、やはり重要な視点を含んでいて、
「右肩上がりは正しいのか?」という根源的な問題は、現代社会で大きな問題となっています。

いや、そんな重たい話をしたいんじゃなくて、
本当に細かい疑問をふと思い出してしまっただけなんですが、
「速読術」というのが、よくわかりません。

たしかに、早い時間で本を読めたら、その分効率的で、たくさん本が読めて、たくさん知識が手に入れられるんでしょう。

でも、本ってそういうものなのか?
「速読術」で本を読もうとする時点で、本を読むことをスポイルしていないか?
なんか根本的に考え方が間違っていないか?
と思ったんですよ。子供の頃に。

「音読は速読の敵だ」と言われて、黙ってしまったんですが、
ずっとそのことを考えていても、やっぱり音読の方が世界を再現できる。
音読で引っかかる言い回しは、必ず隠された秘儀が隠されている。
そして、音読の仕方が間違っていることがわかる。
速読術で隠された秘儀は見つけられるんでしょうか?

「私はここで嘘をつきます。でも、キチンと読んでいる人はそうは読まないですよね。そのことがわかる人だけにこの本を伝えます」というようなことが、必ずどの本にもある。

とりあえず、速読術に興味がないので、そういうことは私は知らないし、否定もしない。
元演劇部の戯れ言だと思ってください。


最近大事にしている言葉は「魂は細部に宿る」です。

コメント

霧木里守≒畑楽希有(はたら句きあり)
2010年5月3日2:40

 魂が宿るほどの重みのある本なら、速読なんかしちゃいけません。熟読するべきですね。

 速読術を使うのは、「この本は熟読するに値する中身を有しているかどうか?」を、判断したい時だけですよ。

(そして、「速読」できてしまう本なら、それはたいがい、熟読には値しません
☆)

たま
2010年5月3日11:05

速読できる本は読まなくていい。→速読は不要。ですかね。(笑)

どんな本にも、魂はこもっていると思います。
速読すると、何百ページの一行にこもった魂を読み飛ばしそうです。

価値のない人間なんていない。そう思いたいです。

霧木里守≒畑楽希有(はたら句きあり)
2010年6月4日12:46

 価値のない人間はいませんが、健全な発育をとげた後の健康な成人が、わざわざ「離乳食」を摂取する必要も、ないのではないかと思います。
 読書にはそれぞれの知的発達段階や、会得済みの知識量に応じた、その個人、その時に応じた、それぞれの「適書」があります。

 それを選別するための手っ取り早い技術が、「速読」ではないでしょうか?

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