国際的感覚を育てる7つの工夫
2010年3月4日 日常JMMの
トヨタ社長がアメリカの議会に呼ばれてどう行動したかって話だが、
最後の方にある、「国際的感覚を育てる7つの工夫」という部分は、
かなり参考になるご意見だと思うので、備忘録的に残す。
特に(6)。
[JMM572Sa]「トヨタ公聴会を受けて、国際化の再スタートへ」from911/USAレポート
ネタ元: JMM(村上龍 Japan Mail Media)
http://ryumurakami.jmm.co.jp/dynamic/report/report3_1953.html
トヨタ社長がアメリカの議会に呼ばれてどう行動したかって話だが、
最後の方にある、「国際的感覚を育てる7つの工夫」という部分は、
かなり参考になるご意見だと思うので、備忘録的に残す。
特に(6)。
[JMM572Sa]「トヨタ公聴会を受けて、国際化の再スタートへ」from911/USAレポート
では、そうした国際的な経営感覚とコミュニケーション能力をもった人材をどう育ててゆくかですが、今の日本の公教育と受験システムは全くこうした人材育成には対応していません。企業内研修も、なども量と質が足りないと思います。ならば、どうやって育成していくのか。私は全ては本人の心がけ次第だと思います。具体的には次の7つの工夫が必要だと思うのです。
(1)ビジネス英語などというものはない。雑談や文化談義ができず、パーソナルなコミュニケーションができなくては、小学生レベルの人格としか見なされず最初から負け。
(2)マナーや品格は、一対一のポリティクス(政治)であり、個別の心理戦に全て勝ち抜くべき。「より善良である」ことで相手を圧倒せよ。それが世界でのゲームのルール。
(3)日本人と一緒に海外出張するな。日本語の酸素ボンベを外せ。海外で毎晩日本食店に逃げるな。
(4)出張とは海外市場の偵察であり、外国人向けの観光やショッピングをしている暇があったら市井の息遣いに深く潜入せよ。
(5)常に国際摩擦の接点に立つこと。日本と外国のどちらかの一方的な立場ではなく、利害衝突の中心で痛みを背負うことが国際人材を育てる。
(6)各国に残る排外主義、自国中心主義のセンチメントを、「何故か」が分かるまでトコトン体感せよ。コスモポリタンなリベラルの感性は、その市場を代表しない。
(7)雑談時のデフォルトはナショナリストで結構。いわれのない自国や自国文化への中傷には徹底抗戦せよ。日本人を "They" と言うな。"We" とハッキリ言え。だが、根拠のある忠告や指摘は感謝しつつ受け入れるべき。
少々辛口の表現になりましたが、男女とも30代に7年から8年ぐらいこうした姿勢で国境を出入して走り続ければ、かなりの人材に成長することは可能ではないかと思います。国際コミュニケーションの、いわば筋力トレーニングというわけです。
ネタ元: JMM(村上龍 Japan Mail Media)
http://ryumurakami.jmm.co.jp/dynamic/report/report3_1953.html
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