民主党圧勝もそうだし、杉花粉症だってそうかもしれないんだけど、
日本人は「正しい」と思ったら突き進みすぎるきらいがある。

戦後の焼けた山には杉を植えましょう!
と正しい発言をしたら、それは正しいんだからと
日本全国で杉を植えて、結果、現在杉花粉症に悩む国民達。

いくら助成金が出るからって、
「俺は杉なんか植えね」って人間がもっと出てもいいんでないか?

ま、今回書きたいのは、新型インフルエンザ対策の話。

結局、インフルエンザは、潜伏期間中も感染力を持つので、
対策ってのは、実質上ないわけです。

じゃ、何が必要かっていうと、「ピークをなだらかにして、病院の混雑を緩和させる」って事ぐらいしかない。

ピークをなだらかにするには、いろんな対策をする人がいて、
その差が感染時期をずらせ、早くかかる人も遅くかかる人もいる。
っていうのが望ましい。

ところが、日本人は「正しい」となると全員が「正しい」選択を取ろうとする。
全員が同じ「正しい」選択をすると全員が一斉にインフルエンザにかかる。
全員が一斉に病院に駆け込み、医者はインフルエンザにかかりきり、他の病気の患者が死んでいく。医者も過労で死んでいく…。

「正しい」選択こそが、一番「間違った」選択となりかねないわけです。

この、「正しい」病を早く治さないと、日本人はある日絶滅するんじゃないか?
そんな事を考えたりする昨今。

誰彼構わず、「お前は間違っている」って喧嘩をふっかける、
「お前は間違ってる病」の人もいてはいいんだろうとは思うけど…。ね。(笑)

「はーい、まちがってまーす」って堂々と言える人間に私はなりたい。じっと手を見る。あさぼらけ。

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