レイトン教授と悪魔の箱(特典無し)
2007年12月24日 ゲーム
Video Game レベルファイブ 2007/11/29 ¥4,800
---------(ネタバレあり、注意)--------------
終わりました。
ちょーくだらねぇ。
第1作目のオチも「おひおひ、そんなのありかよ」でしたが、
でもまぁ、「ありえねーーー」と叫びながらも、
ま、予想外の結末ではあったわけですわいのぉ。
もちろん、
このソフトは、ふんだんにちりばめられた、多湖輝の「ナゾ」を解くのがメインで、ストーリーなんておまけみたいなもの。
だからどっちでも良いといえばどっちでも良いんですが、
今回のストーリーはくだらねすぎ。
オチにすらなってないし、
辻褄あってないところだらけ。
急ごしらえなんでしょうかねぇ・・・。
新要素の「ハーブティー」は、素材合成系の要素で、
まぁ、ありかな。とは思ってたんですが、
合成結果を出すには総当たりで試すしかない。
めんどくさい。
また、ハーブティー使って街の人を癒やすんだけど、なんども歩き回らないと、癒やし要求が発生しない。
無駄に歩き回る必要が出て、めんどくさいばっかり。
コンプリートするには、街の端まで行ってから、
また戻ってきて、同じ人に聞くと発生。とか、もーメンドウ。
めんどくさい「おつかいイベント」はキライです。
もう一つの新要素、なんとかカメラってぇの。
とどのつまりは間違い探しです。
うーん、間違い探しねぇ・・・、そんなにやりたくないけど…。
ま、これは、12枚ぐらいだから、まぁ、いいか・・。
肝心のナゾも、数学の問題が多くなった気がします。
一次関数や分数の足し算とか、ね。
なんで、40過ぎてまでこんな計算問題解いてるんだろうなぁ。
って、ふと疑問に思っちゃいました。
力業でいろんな組み合わせ計算しないと解けない問題とかもあったりして、「ナゾ」というより、「いやらしい学校の勉強」って感じがしてなんだかやだぞー。
知恵や発想を鍛える「ナゾ」であって欲しいですぅ〜。
「ストーリーにあわせてナゾを作ってもらいました」ってぇのが、質の低下につながってるんじゃないのかなぁ・・・。
あと、「バニッシュ」なる、玉を飛び越えたら消せるとか言う盤面ゲーム、巷で言う「ペグソリティア」がいくつも出てくるのも、どうかなぁ。
「ナゾ」というより「ゲーム」じゃないの?
ペグソリティアは知ってるし、それを遊ぶんならどこででも手にはいるし・・、そんなのしたくて金払ったんじゃないし・・。
ま、久しぶりだし、懐かしいからいいけど・・。
と、まぁ、けなすだけけなしましたが、
それもこれも、コンプリート目指して、すみからすみまで150個のナゾを全部だそうとしたから、ってだけで、基本ストーリーを追うだけなら、嫌らしい数学問題なんかはすっ飛ばせるので、エンディングは気持ちよく迎えられます(るはずです)。
でも、まぁ。
迎えるのが、あのエンディングじゃねぇ・・・。
----ここから、ネタバレ注意----------------
ま、悪魔の箱のオチもさておき、
街のナゾも置いといて、
最後の最後、恋人からの手紙。
あれがどうにもこうにも納得いかん。
そもそも、ばばあ、子ども産んだら夫の元に帰れば良いんでねぇの?
少なくとも子どもが成人したらもう良いんでね?
ま、それはそれ、百歩譲って、事情があったんだとしましょ。
私がね。
一番許せねぇのはね。
ばばあが先立つときに、残されたダンナに、
「天国で待ってます」って言うでしょ。
あれはダメじゃね?
あのダンナに、それ言うのは、
「後追い自殺してくれ」って言ってね?
ぜんっぜん、愛情感じねぇ。
ダンナほったらかして家出るし、理由を告げない理由も薄弱。
郵便屋が行ったり来たりしてるんなら、手紙かきゃ良いじゃん。
なのに、最後にいい人ぶって、死んでから手紙残すなんて、
なんじゃそりゃ?
シナリオライターが若い女性だと見ましたね。
雰囲気だけで書いていて言葉に深みがねぇ。
全部、うそっぱち。
このシナリオライターは、
「男は子どもがキライなもの」とでも思ってるんでしょうかね?
このシナリオなら、このばばあの本心は、
「ダンナのこと心の底から大嫌い」となりますね。
子どもが出来たことすら旦那に言ってないわけでしょ?
「自分だけが大好きな、わがままごうつくばばあ。」
ってとこですかね。
あるいは、「思いこみ悲劇の主人公」ですかね?
女手一つであたしが育てるのよぉ〜。
あたしが全部苦労を背負い込めばそれでいいのよ〜。
あんなダンナみたいには育てないわ〜。
全部私の思い通りのイイコに育てるわ〜。
でもマジ生活がヤバくなったら頼るから、私が死ぬまでは生きていてね〜。
私が死んだら、すぐに死ね!。ってか?
あほか。
ほんと、そうなっちゃう。
ま、プロット自体の問題が大きいので、
シナリオライターだけを責めるのは、かわいそですね。
街の秘密にしたって、
ありゃ、極論すりゃ、夢オチじゃん。
登場人物全員が全員おんなじ夢見るはずねだろ。
そんなオチで、何十時間も引っ張り回されたゲーマーが納得すると思ってるんのか??あん??!!
ついでにいうなら、
新キャラの声優たちがどうしようもない。
声優の問題と言うよりは演出の問題。
ラストの一番盛り上がっている所とはいえ、
静止画くちパクのシーンで、セリフに間を取らせてどうするの?
間って言うものは、表情や身体表現を伴ってはじめて成立するの。静止画くちパクなら、間を詰めて詰めて芝居しないと、かったるくていけねぇや。
そんな芝居する声優には、ちゃんと演出しなきゃ!
1作目からのメンバーは、その辺押さえている感じはしましたが、単にあんまり見せ場がなかっただけか・・も?
ま、たぶん、演出陣が、1作目のヒットに気をよくして、気を抜いて作業しちまったんだろうなぁ。
-----↑↑↑ここまでネタバレ↑↑↑↑----------
根本的なプロットの問題にしろ、
セリフの一つ一つの洗練にしろ、
演出にせよ、ナゾの質にせよ、
全部がもうちょっとなんとかならんかったのか?
もちろん、決して低級な作品じゃないですよ。
十分水準に達しているし、それなりにオモシロイ。
声優もふんだんに使って、アニメもしっかりしてる。
十分に「大作」だと思います。
なのに、どうしても、「プロダクト」であって、「作品」にならないんだよねぇ。
ちゃんとした文学作品や映像作品のようなゲーム作品って、まだまだ出来ないんですかねぇ。
ま、出版界見ても、ちゃんとした文学作品の数と、どうでもいい出版物の量の差は、歴然としていますが・・・。
せめて、この辺のゲームの質が、もうちょっと質的に底上げされてこないと、いつまでも、ゲームは使い捨て文化でしかないって事になるんだけどなぁ。
いくら「プロダクト」でも、
ひとりひとりがもうちょっとがんばろうよぉ。
〆切破ってでも、良いもの作ろうよぉ〜。
なんか、そういうところがもの足りない「ゲーム」でした。
---------(ネタバレあり、注意)--------------
終わりました。
ちょーくだらねぇ。
第1作目のオチも「おひおひ、そんなのありかよ」でしたが、
でもまぁ、「ありえねーーー」と叫びながらも、
ま、予想外の結末ではあったわけですわいのぉ。
もちろん、
このソフトは、ふんだんにちりばめられた、多湖輝の「ナゾ」を解くのがメインで、ストーリーなんておまけみたいなもの。
だからどっちでも良いといえばどっちでも良いんですが、
今回のストーリーはくだらねすぎ。
オチにすらなってないし、
辻褄あってないところだらけ。
急ごしらえなんでしょうかねぇ・・・。
新要素の「ハーブティー」は、素材合成系の要素で、
まぁ、ありかな。とは思ってたんですが、
合成結果を出すには総当たりで試すしかない。
めんどくさい。
また、ハーブティー使って街の人を癒やすんだけど、なんども歩き回らないと、癒やし要求が発生しない。
無駄に歩き回る必要が出て、めんどくさいばっかり。
コンプリートするには、街の端まで行ってから、
また戻ってきて、同じ人に聞くと発生。とか、もーメンドウ。
めんどくさい「おつかいイベント」はキライです。
もう一つの新要素、なんとかカメラってぇの。
とどのつまりは間違い探しです。
うーん、間違い探しねぇ・・・、そんなにやりたくないけど…。
ま、これは、12枚ぐらいだから、まぁ、いいか・・。
肝心のナゾも、数学の問題が多くなった気がします。
一次関数や分数の足し算とか、ね。
なんで、40過ぎてまでこんな計算問題解いてるんだろうなぁ。
って、ふと疑問に思っちゃいました。
力業でいろんな組み合わせ計算しないと解けない問題とかもあったりして、「ナゾ」というより、「いやらしい学校の勉強」って感じがしてなんだかやだぞー。
知恵や発想を鍛える「ナゾ」であって欲しいですぅ〜。
「ストーリーにあわせてナゾを作ってもらいました」ってぇのが、質の低下につながってるんじゃないのかなぁ・・・。
あと、「バニッシュ」なる、玉を飛び越えたら消せるとか言う盤面ゲーム、巷で言う「ペグソリティア」がいくつも出てくるのも、どうかなぁ。
「ナゾ」というより「ゲーム」じゃないの?
ペグソリティアは知ってるし、それを遊ぶんならどこででも手にはいるし・・、そんなのしたくて金払ったんじゃないし・・。
ま、久しぶりだし、懐かしいからいいけど・・。
と、まぁ、けなすだけけなしましたが、
それもこれも、コンプリート目指して、すみからすみまで150個のナゾを全部だそうとしたから、ってだけで、基本ストーリーを追うだけなら、嫌らしい数学問題なんかはすっ飛ばせるので、エンディングは気持ちよく迎えられます(るはずです)。
でも、まぁ。
迎えるのが、あのエンディングじゃねぇ・・・。
----ここから、ネタバレ注意----------------
ま、悪魔の箱のオチもさておき、
街のナゾも置いといて、
最後の最後、恋人からの手紙。
あれがどうにもこうにも納得いかん。
そもそも、ばばあ、子ども産んだら夫の元に帰れば良いんでねぇの?
少なくとも子どもが成人したらもう良いんでね?
ま、それはそれ、百歩譲って、事情があったんだとしましょ。
私がね。
一番許せねぇのはね。
ばばあが先立つときに、残されたダンナに、
「天国で待ってます」って言うでしょ。
あれはダメじゃね?
あのダンナに、それ言うのは、
「後追い自殺してくれ」って言ってね?
ぜんっぜん、愛情感じねぇ。
ダンナほったらかして家出るし、理由を告げない理由も薄弱。
郵便屋が行ったり来たりしてるんなら、手紙かきゃ良いじゃん。
なのに、最後にいい人ぶって、死んでから手紙残すなんて、
なんじゃそりゃ?
シナリオライターが若い女性だと見ましたね。
雰囲気だけで書いていて言葉に深みがねぇ。
全部、うそっぱち。
このシナリオライターは、
「男は子どもがキライなもの」とでも思ってるんでしょうかね?
このシナリオなら、このばばあの本心は、
「ダンナのこと心の底から大嫌い」となりますね。
子どもが出来たことすら旦那に言ってないわけでしょ?
「自分だけが大好きな、わがままごうつくばばあ。」
ってとこですかね。
あるいは、「思いこみ悲劇の主人公」ですかね?
女手一つであたしが育てるのよぉ〜。
あたしが全部苦労を背負い込めばそれでいいのよ〜。
あんなダンナみたいには育てないわ〜。
全部私の思い通りのイイコに育てるわ〜。
でもマジ生活がヤバくなったら頼るから、私が死ぬまでは生きていてね〜。
私が死んだら、すぐに死ね!。ってか?
あほか。
ほんと、そうなっちゃう。
ま、プロット自体の問題が大きいので、
シナリオライターだけを責めるのは、かわいそですね。
街の秘密にしたって、
ありゃ、極論すりゃ、夢オチじゃん。
登場人物全員が全員おんなじ夢見るはずねだろ。
そんなオチで、何十時間も引っ張り回されたゲーマーが納得すると思ってるんのか??あん??!!
ついでにいうなら、
新キャラの声優たちがどうしようもない。
声優の問題と言うよりは演出の問題。
ラストの一番盛り上がっている所とはいえ、
静止画くちパクのシーンで、セリフに間を取らせてどうするの?
間って言うものは、表情や身体表現を伴ってはじめて成立するの。静止画くちパクなら、間を詰めて詰めて芝居しないと、かったるくていけねぇや。
そんな芝居する声優には、ちゃんと演出しなきゃ!
1作目からのメンバーは、その辺押さえている感じはしましたが、単にあんまり見せ場がなかっただけか・・も?
ま、たぶん、演出陣が、1作目のヒットに気をよくして、気を抜いて作業しちまったんだろうなぁ。
-----↑↑↑ここまでネタバレ↑↑↑↑----------
根本的なプロットの問題にしろ、
セリフの一つ一つの洗練にしろ、
演出にせよ、ナゾの質にせよ、
全部がもうちょっとなんとかならんかったのか?
もちろん、決して低級な作品じゃないですよ。
十分水準に達しているし、それなりにオモシロイ。
声優もふんだんに使って、アニメもしっかりしてる。
十分に「大作」だと思います。
なのに、どうしても、「プロダクト」であって、「作品」にならないんだよねぇ。
ちゃんとした文学作品や映像作品のようなゲーム作品って、まだまだ出来ないんですかねぇ。
ま、出版界見ても、ちゃんとした文学作品の数と、どうでもいい出版物の量の差は、歴然としていますが・・・。
せめて、この辺のゲームの質が、もうちょっと質的に底上げされてこないと、いつまでも、ゲームは使い捨て文化でしかないって事になるんだけどなぁ。
いくら「プロダクト」でも、
ひとりひとりがもうちょっとがんばろうよぉ。
〆切破ってでも、良いもの作ろうよぉ〜。
なんか、そういうところがもの足りない「ゲーム」でした。
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