何を今さらなタイトル紹介なのであるが、
この本の不幸は、題材が面白いのに、
著者本人がこのおもしろさの本質を見据え切れていないところにある。

私自身「トンデモ本の世界R」という中途半端な本しか買っていないので偉そうなことは述べられないけどね。

と、ここまで書き始めて、念のため「トンデモ本」を検索してみると、なんだかかなりのうねりになってきて、
書きたかったことは解消されているようだ。

ちょっと前まで、トンデモ本シリーズを書いている人が「と学会」を名乗って、「トンデモ本の定義」なんてものをHPにアップしていたんだけど、その定義を見て、「なんじゃこりゃ?」と思ったのは確かです。

引用しようと思ったけど、発見できませんでした。

知らない人は、読めばいいんだけど、トンデモ本の私流の解釈は、「一つの原理を宇宙全体に演繹しちゃって、結果的に笑える本」てな感じのことかな?

「トンデモ本」シリーズの底に流れているものは、そうなっちゃうまじめ人間に対する愛だと思うのね。
「こういう事って誰でもあるある。」って言う共感がないと、「トンデモ本」と言うコンセプトは、ここまで浸透しないはず。

以前、と学会ホームページに掲載されていた「トンデモ本の定義」には、その「愛すべきトンデモ本」という感覚がごそっと抜け落ちていて、攻撃されてもしらねぇよ。って思ったのは確か。

ま、そのHPだけ見て、攻撃してくる人って、
結局、自分の好きな論理だけを好む、視野の狭い人間なんだけどね。
そういうひとが、「本を読まずに批判するな」とか言ったりする(笑)

いろんな人が、いろんなトンデモ発言をしてる。
笑えるものも危ないものもあるけど、
お互い「トンデモ本」と認めて生きてゆければいいんでないの?

そんな深遠な思想を含んでいるのに、
あの作者は、「ただ揶揄するだけ」に終わりかねない程度の知性なもんで、ま、この程度の売れ行き。ということで・・・。

  

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