忘れるパソコン

2003年11月28日
サンヨーの変な形のムービーカメラXacty
http://sanyo-dsc.com/dsc/c1/index2.html
見ただけではわからないかもしれないけど
持ってみるとまるで自分の親指がカメラになったような感じ。
とっても新鮮。

こういう機種はだいたいムービーもスチルも取れるようになっている。
いまはまだ画素数の問題があるけど、技術なんてどんどん革新するわけで、フルハイビジョンなんかでこの形で記録できたりしたら、スチルカメラなんて必要なんだろうか?

人間の経験は常に動画形式で取り込まれているわけで、数日は生データを保存しているけど、
それが睡眠中に要不要を選択圧縮し、
海馬脳に保存される頃には、必要部分のみを残すようになり、どんどん奥の方にしまい込んでゆくたびに、動画が静止画となりカラーがセピア色グレースケールとなり、画素数を落とし・・

もちろん、記憶を取り出すときは、単なる動画記録ではなく、匂いや感情、皮膚感覚なども記録されていて、その相互データレベルパターンなども記録されているから、他のデータとの比較類推の中から補完されてかなり鮮明に思い出せたりもする。

親指カメラが常時動画記録するような情報の洪水が当たり前になる頃には、パソコンも自動的に忘れてゆく機能を搭載してゆかないと、役立たずになるんだろうなぁと、10年も前から言っているんだけど、誰も賛成してくれたことがない。
みんな「情報は大事だ。残せる物はすべて残すんだ!」と言ってる。

なんか、違うと思う。


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