宅間守の死刑判決が下りた。

もちろん、こうにしかならないんだけど、
こういうのを見てると、僕たちはまだまだ野蛮な世の中に生きているんだなぁと思う。

誤解しないで欲しい。
この判決は支持する。

ただ、彼を見ると、あきらかに何かがおかしい。
精神病ではなく、何か現代の人間には未知の障害を抱えているとしか思えない。

ほんとSFみたいな話だけれど、
あと200年も経って、脳内構造や分泌物やらが完全解明されて、なんかの理由でああいう精神構造が生じると解明されたとして、
そして、その治療法も解明されたとして、
もちろん、人間の精神を「治療」するのと「洗脳」するのは紙一重かもしれないけれど、そのあたりの範囲・程度も十分に吟味されて、
早期発見・早期治療をすれば、あんな事件を起こすような性格にならないような、
そんな時代が、
数百年後にやってきたとしたら、

後世の人から見たら、私たちは野蛮人であろう。

彼を死刑にしても、後に続く同様の犯罪の抑止力にはならない。
本人が死刑を望んでいるんだもの・・。

でも、彼が無罪や恩赦や特赦で、娑婆に戻ってきたら、現代の医学や社会制度では、犯罪の再発は防ぎようがない。彼は確実にまた事件を起こす。
死刑にするしか、我々の安全を確保する方法は無かろう。

しかし、なんだか、遺族の復讐とか、社会的制裁とか、そんな面しか見えなくなってしまう死刑判決だ。

なんとも、イヤな出来事だ。


SFみたいな空想ついでに、
悪い予感を付け加えると、
キレやすい子供が増えていたり、
なんとなく、社会全体で、あんな人間、増えてないか?
食い物のせいでなければよいのだが・・と余計な心配までしてしまう。


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