つくりつくられ

2003年1月28日
宮崎駿のなんかの映画にもあったけど、
のどかな田舎の風景というのは、
すべて農家の方々が長い年月をかけて作り上げてきた人工物なんだ。

子供の頃から懐かしく暖かく感じていた風景も作り上げてきた物なんだ。

子供の頃安心して暖かく感じていた家族も作り上げてきた物なんだということが、なんだか実感できてきた。

子供のことが本当に好きなのかどうかわからない。
でも、子供の頃親にしてもらったことを繰り返してみる。
自分が違和感を感じながらも子供に対する愛情をやってみる。

ひょっとしたら、明日、「おめえのことなんか全然好きじゃねぇんだよ。べぇー」と、子供に対して叫ぶこともできる。

でもそのとき、子供がまだこちらを信頼し続けていたら、
そして、自分がその信頼を得難いものと感じたら、
そのとき、人工的な景色が原風景へと変化してゆく。

懐かしい風景。
懐かしい家族。

自分の働きかけ、
キャッチボール、
繰り返しが何かを築きあげてゆく。


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