でふれ・・・・・

2002年12月17日
ま、日経の言うことだから、どういう意図があるのかちょっと考えなきゃいけないけど・・・

日経新聞の読み物に、気になることが書いてあった。
大航海時代。ものの値段はどんどん下がり、デフレは30年続いた。と。
もちろん、時代の進むスピードは格段に速くなっているから、一概に言えないけれど・・・
情報革命と言っているけど結局は産業革命なわけで、情報系のあらゆる産業は大改革の時期に来ている。印刷業界の淘汰を見れば、一目瞭然なんだけど、設備産業的な仕事である写植屋は全部消え失せてしまった。
今、映像屋さんと仕事をしているけれど、もう、ディレクターは全員机の上で編集をしている。
ハイビジョンならいざ知らず、大半の映像編集スタジオは徐々に淘汰されていくことになるでしょう。
コンピューターは、まだ、「コンピューター」が浸透し始めたばかり、それだけで、こんな大変革が怒っている。
ユビキタスネットワークが始まり、あらゆるものにIDタグが埋められたりすると、製造から流通、冷蔵庫内のチェックにいたるまで、想像できないほどの合理化がまだまだガンガン進んでいく。

そのうえ、グローバリズムの進展。世界中のどこにいても、世界中のものが買え、世界中の工場に発注できる。
無駄がどんどん無くなって行く社会。

ものの値段が安くなっていって、当たり前じゃないのか?

この「情報革命」は、まだまだどでかいパソコンが生まれたってだけの段階でしかなく、これからは爪の先ほどのチップ化されたコンピューターが情報を吐き出し、あらゆるものに埋め込まれ、人間の意識はいつでもどんなものにでも到達できるようになってしまう。

大航海時代の30年なんて程度のデフレで済むのか?

そういう規模のデフレが起きることを前提にこれからの社会を捉えないと、とんでもない読み違いをするんじゃないのか?

そんなことを考えていると、テレビが「小泉内閣のデフレ対策を・・」などとしゃべっていた。

「デフレ対策」?

なんだか、とってもバカにされている気がした。

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