アメリカ〜ン

2002年11月26日
BSデジタルを見れるようになって良かったこと。

アメリカで流れている放送がそのまま見れる。
もちろん、日本語字幕もついているし、放送局が選んで流しているんだから、直のアメリカといえるわけではないけれど、所さんがぐだぐだ言ったりしながら見るアメリカの番組よりは、よっぽどアメリカ文化が分かる。

●インタービューの仕方

今日見たのは、ハッブル望遠鏡の開発者のお話。

宇宙空間に浮かぶハッブル望遠鏡がいかにすばらしいか?
そのおかげで、どれほど成果があるか?
私たちはハッブル望遠鏡にどれほどの愛情を注いでいるかと女性職員が語る。
そのとき、インタビュアーが、
「でもこれは単なる機械でしょ」と突っ込む。

この辺が、アメリカである。

相手の完全否定をまずする。

否定された方は、自己肯定を延々しなければならない。
これは、そういう文化である。
日本でこんな事をすると、インタビュイーは怒ってしまい、インタビューは成立しない。
日本なら、このインタビュアーは失格となる。

延々といろんな成果を報告する男性職員に、
「しかし、既に70億ドルがつぎ込まれています。」
とインタビュアーが聞く。

相手は面食らうが、
「これまでとは全く違う宇宙を私たちに見せてくれているんです。安いものですよ(cheepと言ってた)」
ハッブル望遠鏡をcheepと言い切るぐらいの厚かましさでないと、多民族国家はやっていけない。
そういうことが分かる。

一生懸命、常識を作っているのだと言うことがよく分かる。
日本より2000年遅れているとも言えるし、世界で最先端とも言える。


●ブッシュのとらえ方

60secondという番組もあった。
筑紫哲也のような(もっとはげて丸顔だが)文化人?のような人が1分間で世相をしゃべるような番組だ。

日本のテレビを見ていると、アメリカ人は全員ブッシュなのか?と思いがちだが、アメリカ人もイラク攻撃に関しては非常に迷っていることがよく分かる。
「イラクは私の父を攻撃した国だ」というブッシュ発言を捉えて、「仇討ちを見てみたいという気もしている」と皮肉を言うあたりもアメリカ的だ。

いろんな人がいろんな考えをしている。

そんなことがよく分かる。

ブッシュのような「悪の枢軸」という発言は、決して日本的に捉えてはいけない。

イラクの反論を待っているだけなんだ。


アジア諸国は、こんな面倒な文化につきあわなきゃならないのか?
・・・めんどくさ。


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