電光ケイジ君

狂言の野村萬斎くんが主催の催しに行った。
フェスティバルホール。
明日から家族旅行だというのに、
前日にこれかい！
まったく、計画性のない親である。

舞台には同時通訳なんかに使われる
縦型の電光掲示板が4本。

内側の2本がセリフをそのまま表示。
外側の2本がその意味を表示。
初心者にも狂言が楽しめる。という趣向だ。

オープニングはいきなり、
ケイジ君の自己紹介から始まる。
「こんばんわー、」
「あれ？声が小さいなぁー。」
「こんばんわー」

・・・キャラクターショーのノリである。

「じゃあ、みなさん、立ってくださーい」

おいおい。

「ゆかたを着ている人、拍手ー！」
　　パチパチパチ。
「ゆかたを着ている、女の人、拍手ー！」
　　パチパチ
「ゆかたを着ている、男の人、拍手ー！」
　　パラパラ、どっ！
笑いのツボも押さえてはります。

ま、それを筆頭に、いろんな趣向が凝らされていて、
子供連れで行ったんだけど、飽きずに最後まで楽しめました。

狂言そのものの良さっていうのは、
ほんと、ちょびっとしか見れなかったけど、
ま、最初にあんな出会いが出来るってぇのは、
いいものかもしれない・・・。