仕事の電話がかかってこない。
いいのか?
と、思いながら、シナリオを考える。

考える、といっても、普通に生活しているだけだ。
ぼんやりと生きている。
奥さんの肩こりが、尋常ではなくて、マッサージをする。
身体中から妖気がただようほどの凝り方。
少しさわるだけで、ゾクゾクと変な気がこっちの手にのぼってくる。
振り回したり、聖水をかけたりして、悪霊をはらう。
おかげで、こっちが全身ダルダル。
その場で眠ってしまった。

・・・・夜中の四時半。

部屋は明るい。
息子が横で遊んでいる。
目が覚めてしまったんだろうか?
寝よ寝よ。といって、寝室へ。
真っ暗な中で、いろいろ考える。
子供も起きているようだ。
改装のこと、改装後の生活のこと。
家族のこと。・・・・

家を造るというのは、家族の形を考えること。
最初に家族の姿を思い描いて、
それにそった家を形にする。
形に添って、また家族は変わっていく。
家を造るというのはそういうことだ。

「寝られへんの?」
「うん」
「そっかぁ」

そのあと、改装の細かいところの見直しを
始めそうになったけど、そんな場合じゃないので
シナリオを考える。

琵琶湖かぁ。
構成を変更する。
自然を最初にした方がいい。
頭の中に野生児カズヒロ君が現れる。
(息子の寝息が聞こえ始める。)
知的な顔つきだが、野生児。
川の中にもズンズン入っていく。
彼が出てきたことで、シナリオ第1章は完成した。

次を考えるために、書き留めてしまわないと・・。
寝室を出て、コピー用紙に画面レイアウトを走り書き。すでに6時半だった。
書き終わると、子供の起床の時間。
朝御飯を食べて、学校へ出発だ。

■今日の工事。

玄関ドアが取り外される。
そこに壁が建つ。
窓が付く。
一人の大工が一日でやってしまった。

キーホルダーの鍵、はずさなきゃ。

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