古典落語の人情話「芝浜」を現代に置き換えた改作。

芝浜は酒で身を滅ぼし立ち直る話だが、
これはタイトル通り「シャブ」が主題。

確かに、ビンビンと危険感が漂い、
芝浜なんて悠長な昔話にしか聞こえなくなる。

しかし、これほどまでにキツイ話にする必要があるのだろうか。

談笑って落語家、かなりガラの悪い育ちなんだろう。
これぐらいが丁度いい。そんな環境はある。

私も元はガラの悪いあたりに近い下町生まれだ。
ボーイスカウトの連中は完全にとんでもない地域の連中だった。
盗みが当たり前。って環境の人間の心に響く話は、こうなるかもしれない。

しかし、北の方に住むようになって、年もとって
この話は、「すげぇな」とは思うが、やはりちょっとついて行けない。

人情話の語り口は談志一門ならではの気合いのこもった情感。
この辺があるから許されるが、談笑が談志の弟子でなかったら
いったいどうなっていたのやら。
ただの悪ふざけにしかならないかもしれない。



PS
それにしても、「シャブ浜」を聞きたいと思ったら
どこにも売っていない。
結局YouTubeで音声のみのファイルを聞いた。

どうしても聞きたいものが手に入らない。
違法ギリギリなら手に入る。

法律をとやかく言う人は、こういう状況をなんとかしてから言って欲しい。
私は、金を払いたくても払えないのだ。



コメント

最新の日記 一覧

<<  2025年7月  >>
293012345
6789101112
13141516171819
20212223242526
272829303112

お気に入り日記の更新

日記内を検索